ラクトジャパンは急落後に下げ幅縮小、第1四半期は減益決算 悪材料出尽くしの声も
ラクト・ジャパン<3139>は急落後、下げ幅を縮小する展開。株価は朝方に前週末に比べ9.1%安に売られたが、下値には突っ込み狙いの買いが入り、後場に入り一時プラス圏に浮上する場面もあった。同社は12日取引終了後、第1四半期(18年12月~19年2月)の連結決算を発表。売上高は278億8600万円(前年同期比5.3%減)、営業利益は7億3600万円(同4.0%減)、最終利益は3億7500万円(同23.8%減)だった。主力の乳原料・チーズ部門の販売が減少したことなどが響いた。19年11月通期の業績予想は据え置いた。ただ、SMBC日興証券は12日、「業績は底を打った、悪材料出尽くしとみる」と指摘。その理由として(1)乳原料・チーズ部門は、去年の脱粉の緊急輸入の影響を除けばプラス4%と好調(2)チーズはプラス9.4%と強い(3)アジアのチーズ製造は価格競争が激化していた中国向けが復調――を挙げている。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)