いちご<2337>---19年2月期は増収増益、中期経営計画「Power Up 2019」でも全経営指標にて計画を達成

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2019年4月19日 8時05分

いちご<2337>は17日、2019年2月期連結決算を発表した。売上高が前期比44.4%増の835.40億円、営業利益が同19.9%増の262.79億円、経常利益が同20.3%増の230.76億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.7%増の153.73億円となった。

心築(しんちく)事業の売上高は前期比49.3%増の774.52億円、セグメント利益は同19.3%増の226.69億円となった。昨年8月にフルリニューアルによりオープンしたTHE KNOT TOKYO Shinjukuなどの既存不動産の賃料収入が増加したほか、新たな取組みや取得手法の創意工夫により新規取得した優良物件の賃貸収益も貢献し、ストック収益が増加した。同社の強みである心築により不動産の価値向上を実現し、利益率の高い物件の売却も堅調に推移した。

アセットマネジメント事業の売上高は前期比0.5%増の34.58億円、セグメント利益は同7.5%増の21.95億円となった。スポット運用フィーは減少したものの、ストック収益であるベース運用フィーは堅調に増加した。

クリーンエネルギー事業の売上高は前期比6.5%増の36.48億円、セグメント利益は同51.7%増の13.64億円となった。前期の太陽光発電所売却の反動減により売却収益が減少した一方で、関東最大級のいちご昭和村生越ECO発電所をはじめとする新規竣工した発電所の稼働によりストック収益である売電収入が増加した。引き続き太陽光発電のパイプラインを拡大しているほか、風力発電においても発電に向け順調に進捗している。

同社は2017年2月期~2019年2月期の中期経営計画「Power Up 2019」の結果として、3年間で営業利益60.4%成長、純利益は18.9%成長となり、全経営指標にて計画を達成した。また、同社の安定収益基盤を示す固定費カバー率(賃料収入等安定性の高いストック収益が固定費を超える比率)は2019年2月期に240%となり、3年間で16ポイント向上した。

2020年2月期通期の連結業績予想については、営業利益が前期比0.8%増の265.00億円、経常利益が同1.2%減の228.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.4%減の150.00億円を見込んでいる。

《SF》

提供:フィスコ

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