話題株ピックアップ【昼刊】:UNITED、ユニシス、WSCOPE

注目
2019年5月10日 11時40分

■ニホンフラッシュ <7820>  2,510円  +500 円 (+24.9%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ

ニホンフラッシュ<7820>がストップ高。9日の取引終了後に発表した20年3月期連結業績予想で、売上高310億円(前期比25.34%増)、営業利益46億円(同29.4%増)、純利益30億円(同20.8%増)と、大幅増益で3期連続の営業最高益更新を見込んでいることが好感されている。首都圏や近畿圏への営業活動強化に加えて地方都市の開拓を図るほか、非住宅分野や老健施設に向けた機能的新商品の開発を図る方針。また、中国市場では引き続きインフィル販売(内装付き住宅)を手掛けるマンションデベロッパーの新規開拓により拡販を予定している。なお、19年3月期決算は、売上高247億1600万円(前の期比19.8%増)、営業利益35億5300万円(同12.3%増)、純利益24億8400万円(同5.9%増)だった。

■ユナイテッド <2497>  1,641円  +270 円 (+19.7%)  11:30現在

ユナイテッド <2497> [東証M]が急反騰。9日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の3.0%にあたる70万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。併せて発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比6.8倍の110億円に急拡大し、11期ぶりに過去最高益を更新した。投資事業でメルカリ <4385> [東証M]株の売却益が発生したことが利益を押し上げた。また、従来未定としていた前期の期末配当を37円(年間配当は61円)実施するとしたことも評価材料となった。なお、20年3月期の業績見通しは開示しなかった。

■富士ソフト <9749>  4,855円  +685 円 (+16.4%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率4位

富士ソフト <9749> が一時ストップ高。9日大引け後に発表した19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比32.1%増の39.9億円に拡大して着地したことが買い材料視された。自動車関連やFAなどの機械制御系ソフト、金融・製造業やインターネット関連向け業務ソフトの受注が好調だったことが寄与。ライセンス販売や利益率の高いグループ会社製品の販売が伸びたことも大幅増益に貢献した。上期計画の56億円に対する進捗率は71.3%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■日本ユニシス <8056>  3,240円  +444 円 (+15.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位

日本ユニシス <8056> が急騰。9日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比27.5%増の205億円に拡大し、従来予想の178億円を上回って着地。続く20年3月期も前期比11.1%増の228億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期はシステムサービスやアウトソーシングの好調継続で、4期連続の増収増益を見込む。併せて、前期の年間配当を50円→55円に増額し、今期も前期比10円増の65円に増配する方針としたことも支援材料となった。

■ダブル・スコープ <6619>  1,819円  +239 円 (+15.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位

ダブル・スコープ<6619>が急反騰。9日の取引終了後、韓国子会社を通じて大手電池メーカーと20年から5年間のセパレーター供給量について合意したと発表しており、長期製品供給による中期的な成長への貢献を期待した買いが入っているようだ。今回の合意ではIT機器、電動工具、コードレス家電など民生用途や、ESS用途(電力貯蔵装置)の供給量に欧州などのEV用途を合わせて、5年間で約20億平方メートルのセパレーターを供給するという。なお、同件の影響については今年8月に公表予定の中期経営計画で発表する予定してとしている。同時に発表した第1四半期(1~3月)連結決算は、売上高26億100万円(前年同期比21.8%増)、営業損益13億1600万円の赤字(前年同期1億7200万円の赤字)、最終損益12億200万円(同1億7500万円の赤字)だった。また、19年12月期通期業績予想は、売上高175億円(前期比2.0倍)、営業利益8億円(前期33億4800万円の赤字)、最終利益3億円(同28億6100万円の赤字)の従来見通しを据え置いている。

■ケーズホールディングス <8282>  1,099円  +138 円 (+14.4%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率7位

ケーズホールディングス<8282>が急騰。9日の取引終了後に発表した19年3月期連結決算で、経常利益が385億3900万円(前の期比5.1%増)となったことに加えて、20年3月期も同396億円(前期比2.8%増)と連続最高益更新を見込んでいることが好感されている。また、きょう付けの日本経済新聞で「家電量販大手4社の2019年3月期の連結業績が9日出そろった。エディオン、ケーズホールディングス、ノジマの3社が経常増益となった」と報じられたことから、エディオン<2730>が大幅反発したほか、ノジマ<7419>にも改めて好決算を評価する買いが入っている。4K放送の開始でテレビの販売が好調だったほか、昨年の猛暑でエアコンも伸びたという。一方、19年3月期が経常減益となったヤマダ電機<9831>は冴えない展開となっている。

■ゴールドクレスト <8871>  1,627円  +195 円 (+13.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率9位

ゴールドクレスト <8871> が続急騰。9日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比38.5%減の79.6億円に落ち込んだが、20年3月期は前期比14.2%増の91億円に回復する見通しとなったことが買い材料視された。前期は主力のマンション販売が落ち込み大幅減収減益に沈んだ。今期は売上高はほぼ横ばいだが、利益率が改善する見込みとしている。併せて、今期の年間配当は前期比10円増の70円に増配する方針としたことも評価材料となった。

■ニチハ <7943>  3,230円  +375 円 (+13.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率10位

9日に決算を発表。「今期経常は13%増で2期ぶり最高益、4円増配へ」が好感された。

ニチハ <7943> が5月9日大引け後(15:40)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比4.8%減の131億円になったが、20年3月期は前期比12.7%増の148億円に拡大を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

⇒⇒ニチハの詳しい業績推移表を見る

■日信工業 <7230>  1,480円  +162 円 (+12.3%)  11:30現在

ホンダ系ブレーキ大手の日信工業 <7230> が急反騰。9日大引け後に発表した19年3月期の連結税引き前損益は165億円の黒字(前の期は11.7億円の赤字)に浮上し、20年3月期の同利益は前期比5.7%増の175億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。前期は中国・北米における四輪車用製品は減少したものの、アジア・南米の二輪車用製品やアジア・日本におけるアルミ製品の販売増加で増収を確保した。原価低減や一時的な費用の減少なども黒字浮上に大きく貢献した。株価は米中通商摩擦への警戒を背景に前日まで急落していた反動もあり、買い戻しが大きく先行している。

■FJネクスト <8935>  983円  +105 円 (+12.0%)  11:30現在

エフ・ジェー・ネクスト <8935> が高い。9日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比39.6%増の100億円に拡大して着地。続く20年3月期も前期比9.1%増の110億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も主力の投資用マンションと高価格帯のファミリー向けマンションの販売を伸ばし、10.4%の増収を見込む。併せて、今期の年間配当は前期比8円増の44円に増配する方針とし、前日終値ベースの配当利回りは5.01%に上昇したことも評価材料となった。

■あらた <2733>  4,200円  +415 円 (+11.0%)  11:30現在

9日に決算を発表。「今期経常は6%増で2期ぶり最高益、5円増配へ」が好感された。

あらた <2733> が5月9日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比0.1%減の94.2億円になったが、20年3月期は前期比6.1%増の100億円に伸びを見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収になる。

⇒⇒あらたの詳しい業績推移表を見る

■UTグループ <2146>  3,210円  +290 円 (+9.9%)  11:30現在

UTグループ <2146> [JQ]が急伸。9日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比56.4%増の81.6億円に拡大して着地。続く20年3月期も前期比21.2%増の99億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は主力の半導体分野が低迷するものの、期間工から派遣活用へのシフトが継続する自動車関連分野の収益拡大を見込む。併せて、前期の年間配当を25円→61.93円に増額修正したことも好感された。自社株取得を取りやめ、全額を配当金で還元する。なお、今期の年間配当は未定とした。

■東芝機械 <6104>  2,489円  +212 円 (+9.3%)  11:30現在

9日に決算を発表。「今期経常は13%増益、実質増配へ」が好感された。

東芝機械 <6104> が5月9日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比20.2%減の55.7億円になったが、20年3月期は前期比13.0%増の63億円に伸びる見通しとなった。3期連続増収になる。

⇒⇒東芝機械の詳しい業績推移表を見る

■コスモHD <5021>  2,279円  +176 円 (+8.4%)  11:30現在

コスモエネルギーホールディングス <5021> が急反発。9日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比17.3%減の966億円になったが、続く20年3月期は前期比14.8%増の1110億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。今期は石油事業で堅調な市況環境を背景に販売マージンが改善するうえ、販売数量の増加を見込む。前提レートは原油価格が1バレル=65ドル、為替は1ドル=110円に設定している。併せて、前期の年間配当を50円→80円(前の期は50円)に増額し、今期も80円を継続する方針としたことも支援材料となった。

■応用技術 <4356>  1,755円  +300 円 (+20.6%) ストップ高買い気配   11:30現在

応用技術 <4356> [JQ]が買い気配でスタート。9日大引け後に発表した19年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)が前年同期比2.9倍の4.1億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。ゼネコンや設計事務所向け建築設計ソフトの引き合いが旺盛だったことが寄与。公園長寿命化計画策定業務の売上拡大に加え、建設業界向け販売案件の増加なども大幅増益に貢献した。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の3.5億円→5億円に42.3%上方修正。増益率が6.0%増→50.7%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

●ストップ高銘柄

リード <6982>  462円  +80 円 (+20.9%) ストップ高買い気配   11:30現在

セキド <9878>  946円  +150 円 (+18.8%) ストップ高   11:30現在

環境管理センター <4657>  1,050円  +150 円 (+16.7%) ストップ高買い気配   11:30現在

フーバーブレイン <3927>  1,091円  +150 円 (+15.9%) ストップ高   11:30現在

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

ソウルドアウト <6553>  3,200円  -700 円 (-17.9%) ストップ安売り気配   11:30現在

動物高度医療 <6039>  2,487円  -500 円 (-16.7%) ストップ安売り気配   11:30現在

田岡化学工業 <4113>  4,095円  -700 円 (-14.6%) ストップ安売り気配   11:30現在

以上、3銘柄

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