児玉化学工業---19年3月期減収、住宅設備・冷機部品事業が低調に推移

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2019年5月16日 12時51分

児玉化学工業<4222>は15日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比5.8%減の187.99億円、営業損失が3.52億円(前年同期は1.17億円の利益)、経常損失が5.52億円(同2.76億円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損失が6.94億円(同2.13億円の損失)となった。

自動車部品事業の売上高は前年同期比2.3%増の116.55億円、セグメント利益は同67.2%減の0.95億円となった。国内自動車部門は、中東向け乗用車及びトラック部品が堅調に推移したことと、昨年度受注した、三次元加飾工法やガラス繊維マットプレス新工法による新製品が売上高の増加に寄与し売上高は増加した。海外自動車部門は、タイ子会社であるECHO AUTOPARTS(THAILAND)CO.,LTD.では、自動車生産が回復基調になりつつあるなか受注も堅調で生産高は前年度を上回った。

住宅設備・冷機部品事業の売上高は同16.6%減の64.21億円、セグメント利益は同98.2%減の0.04億円となった。国内住宅設備部門は、新規着工戸数及び住宅リフォーム需要とも低調に推移し、また、物流費、人件費等の上昇が続き、売上および利益とも大幅に減少した。また、海外冷機部品部門は、タイ子会社であるTHAI KODAMA CO.,LTD.、ベトナム子会社であるTHAIKODAMA(VIETNAM)CO.,LTD.は、冷機市場の構造変化等により、また、中国子会社である無錫普拉那塑膠有限公司では、現地における競合の激化により苦戦を強いられ、売上高は減少した。

エンターテイメント事業の売上高は同17.9%減の7.22億円、セグメント利益は同36.7%減の0.30億円となった。映像用ソフトパッケージ及びゲームソフトケースは、前年比若干の減少だったが、車両部品用物流資材の販売終了により売上高は減少した。

2020年3月期通期の連結業績予想については、外部コンサルタントを招聘して、新たに再建中期経営計画を策定し事業構造改革に着手しており、売上高が前期比5.8%減の177.00億円、営業利益が3.00億円、経常利益が1.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.50億円を見込んでいる。

《SF》

提供:フィスコ

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