ナック---19年3月期は2ケタ増益、クリクラ事業が好調

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2019年5月20日 11時39分

ナック<9788>は15日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比0.8%減の891.11億円、営業利益が24.5%増の20.37億円、経常利益が32.2%増の20.81億円、親会社株主に帰属する当期純利益が7.98億円(前期は9.94億円の損失)となった。

クリクラ事業は増収、2桁増益。サービス品質向上を通じたブランド力の強化に取り組み、ポイントシステムを活用した顧客継続率の向上、一世帯あたりのボトル消費量の向上に努めた。また、2018年11月より新商品の販売を開始した。

レンタル事業は増収減益。主力のダストコントロール商品部門及び害虫駆除部門ともに、基礎顧客数と顧客単価が伸長した。2018年8月にはダスキン<4665>と資本業務提携契約を締結し、締結に基づく新規出店のために販管費及び一般管理費が増加した。

建築コンサルティング事業は増収減益。ノウハウ販売ではオリジナル新商品の販売好調に加え、販促活動の強化も奏功した。建築部資材販売では販売ターゲットを住宅市場にシフトするなど、ビジネスモデルの変更に取り組んだ。

住宅事業は減収、損失縮小。レオハウス及びジェイウッドでは、18年3月末時点における受注残が17年3月末を下回ったこと等により減収となったものの、人件費を含む販売費及び一般管理費の削減で損失幅が縮小した。ケイディアイでは営業人員の育成・増員による体制強化が奏功した。

美容・健康事業は減収、増益。「MACCHIA LABEL(マキアレイベル)」ブランド及び「Coyori(コヨリ)」ブランドともに、新シリーズの販売等で新規顧客数が増加した。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.4%増の1,002.00億円、営業利益が同8.0%増の22.00億円、経常利益が同3.3%増の21.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.3%増の10.00億円を見込んでいる。

《SF》

提供:フィスコ

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