デジタルアーツ---19年3月期は2ケタ増収増益、各市場で順調に推移

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2019年5月21日 8時58分

デジタルアーツ<2326>は9日、2019年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比14.2%増の58.41億円、営業利益が同38.2%増の26.29億円、経常利益が同37.8%増の26.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同53.0%増の19.61億円となった。

企業向け市場の売上高は前期比4.1%増の31.33億円となった。前年度からの継続案件等を中心に着実に獲得し、主力製品である「m-FILTER」の販売が堅調に推移した。また、「FinalCode」は、「ブラウザービュー」機能を追加した事等により、一案件として過去最大規模の大型案件を獲得した。一方で、ハイエンドモデル「i-FILTER」Ver.10、「m-FILTER」Ver.5は、積極的な販売促進活動を推進し、新規案件の獲得が一定程度進んだが、売上貢献の高い大規模案件の獲得は公共向け市場が先行した。また、セキュリティ運用の負荷軽減を目的としたクラウドサービスの利用が加速し、クラウドサービス系製品の売上比率が高まった。

公共向け市場の売上高は前期比26.5%増の21.91億円となった。内部情報漏洩対策のみならず、標的型攻撃を含めた高度なセキュリティ対策が可能となる「i-FILTER」Ver.10、「m-FILTER」Ver.5の販売が進み、企業向け市場に先行して、当市場における総合セキュリティ対策メーカーとしての存在感を高めた。また、企業向け市場同様、公共向け市場においてもクラウド化の動きが見られ、クラウドサービス系製品の売上比率が高まり、翌年度以降に売上計上する残高が拡大した。

家庭向け市場の売上高は前期比37.4%増の5.16億円となった。携帯電話事業者やMVNO事業者等との連携、1つのシリアルIDで複数OSでの利用が可能な「i-フィルター(R) forマルチデバイス」の販売に注力した。拡大する青少年のスマートフォン利用に対して、フィルタリング導入が進んだ事、複数年パッケージ製品や複数の端末で利用可能な「i-フィルター(R) forマルチデバイス」の直販が順調に推移した事等により、売上が成長した。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比16.4%増の68.00億円、営業利益が同25.5%増の33.00億円、経常利益が同25.4%増の33.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.1%増の22.77億円を見込んでいる。

《SF》

提供:フィスコ

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