ホテル型リートは訪日客増で分配金利回り上昇へ、SMBC日興証券(花田浩菜)

経済
2019年5月22日 11時39分

こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。

5/22付の「DailyOutlook」では、ホテル型リートについて考察しているのでご紹介します。

まず同レポートでは、『5月21日、4月の訪日外客数が発表された。前年同月比0.9%増の292万7千人となり、単月として過去最高を記録した。日本のゴールデンウィーク10連休に重なるため、日本国内観光地の混雑等を理由として東アジアからの旅行者が4月下旬の訪日を避けたことから、伸びは鈍化したものの、訪日客数は今後も長期に渡って増加が期待できよう』と伝えています。

続けて、ホテル型リートへの投資について、『日本の多くのホテルチェーンは非上場であったり、鉄道会社のグループ傘下にあるケースが多く、訪日客増によるホテル産業の成長を純粋に享受できる銘柄は多くない。一方で、ホテル型リートでは外国人旅行客に馴染みのあるヒルトンなど外資系ホテルの物件を所有する銘柄もある』と分析しています。

さらに、『ホテル型リートでは、所有物件のホテルから得られる賃料収入などを原資として投資家に分配金を還元する。訪日客が増加し、客室の稼働率および単価が高まれば、ホテル収益が向上し、分配金増につながる。今後はラグビーワールドカップ、東京五輪等のイベントが待ち構えており、ホテルの宿泊需要はさらに高まることが期待される。米中通商問題の影響を受けにくいこともホテル型リートが足元での魅力の一つであると言えよう』とまとめています。

最後にレポートでは、『主なホテル型REITのパフォーマンス』を紹介しています。詳しくは5/22付の「DailyOutlook」をご覧になってみてください。

また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。

花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。

フィスコリサーチレポーター花田浩菜

《ST》

提供:フィスコ

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