いすゞが急反落、国内大手証券は「2」へ引き下げ
いすゞ自動車<7202>が急反落。トランプ米大統領が6月10日からメキシコからの輸入製品に関税を課すと表明したことから、同国に工場などを持つ自動車株が軒並み安となっており、トラック大手の同社株にも売りが波及している。また、大和証券は30日、同社株のレーティングを「1(買い)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き下げた。目標株価は2150円から1600円に見直した。小型トラックなどニッチな製品を成長性が高い新興国を中心に拡販しており、中長期的な魅力は変わらないとしているが、足もとの状況は想定以下と指摘。出荷減速の影響が予想を上回り、20年3月期は新モデル効果が期待を下回ることなどを警戒している。同証券では20年3月期の連結営業利益を従来予想の1980億円から1660億円(会社計画1650億円)、21年3月期は同2140億円から1900億円に見直している。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)