注目銘柄ダイジェスト(前場):日東網、エスエルディー、シーイーシーなど

市況
2019年6月12日 11時49分

UFHD<4235>:1820円(+124円)

大幅に反発。一部メディアの番組で「機能的にも優れ丈夫で通気性もある同社の商品は海外で評価」と報じられ、買い材料視されている。番組では「世界的な革製品への反発の流れもあって事業拡大に追い風が続くなか、工場では優れた製品を生み出すための『匠の技』が光っていた」などと好意的に扱われていた。5月15日に直近高値(2312円)を付けてから株価が軟調に推移していたことも買いやすさにつながっているようだ。

日東網<3524>:1664円(+272円)

大幅続伸。前日に19年4月期の決算を発表している。営業利益は8.6億円で前年同期比13.6%減益、従来予想の11.5億円を下回って一転して減益となった。ただ、上半期の下振れから織り込み済みと捉えられる。一方、20年4月期は11.5億円で同33.4%増と大幅増益の見通しになっている。漁業法の改正など環境変化が好機となるほか、施工工事部門も前期に続き堅調に推移すると見込んでいる。

丹青社<9743>:1234円(+91円)

大幅高。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は18.9億円で前年同期比24.3%減益となった。繰り越し案件の増加による売上高の減少が背景に。ただ、会社側の上半期計画20.2億円、同29.2%減益との比較ではサプライズなく、過度な懸念などは後退する形に。受注高は前年同期水準を上回っているほか、粗利益率も過去最高水準にまで上昇している。下半期以降の業績回復期待なども高めさせる形のようだ。

エスエルディー<3223>:950円(+109円)

大幅に続伸。ポケモン(東京都港区)が9月20日に大丸心斎橋店本館(大阪市)に開店を予定しているオフィシャルショップ「ポケモンセンターオーサカDX&ポケモンカフェ」に常設するカフェ店舗の開業支援業務を受託したと発表している。ポケモンセンターはゲーム「ポケットモンスター」のグッズなどを販売しており、エスエルディー<3223>は日本橋高島屋S.C.東館の同センターに併設するポケモンカフェを運営している。

アスカネット<2438>:1422円(-47円)

大幅に反落。20年4月期の営業利益予想を前期比5.1%減の8.24億円と発表している。エアリアルイメージング事業での広告宣伝費や研究開発費など先行投資を継続する。また、パーソナルパブリッシングサービス事業で設備投資や減価償却費などが増加する見込み。19年4月期の営業利益は10.1%増の8.68億円で着地した。パーソナルパブリッシングサービス事業で生産稼働率が上昇し、利益押し上げに貢献した。

サイバー<4751>:4110円(+25円)

続伸。みずほ証券では投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、目標株価は4500円としている。業績予想は減額しているものの、株価は下げ過ぎとの判断のようだ。19年9月期第4四半期からは増益転換と、業績の回復感を強めていくと判断している。AbemaTVは20年9月期から赤字縮小に転じ、インターネット広告ではNB広告主増が見込まれるなど、他のネット関連銘柄よりも構造的な課題解消が増えるとみている。

NTTデータ<9613>:1366円(+53円)

大幅反発。大和証券では投資判断を「3」から「1」に2段階格上げ、目標株価も1200円かから2000円に引き上げている。国内不採算解消、北米大型受注獲得・収益好転など課題は克服、20年3月期計画は営業益横ばいだが、内外の競争力強化・技術育成投資200億円増が要因であり、長期業績にはプラスになるとしている。2年超の長期投資を前提とすれば、プレミアム回復を睨んだ目標株価2410-2690円も視野に入るとみている。

シーイーシー<9692>:2276円(+202円)

大幅続伸。前日に発表した第1四半期決算が好感されている。営業利益は16.2億円で前年同期比20.8%増益となり、会社側の上半期計画25.5億円、同0.5%増に対して高い進捗となっている。注力しているスマートファクトリー事業およびセキュリティサービス事業のほか、製造業・公共向けのシステム構築・開発支援やマイグレーションサービスなどが伸長したもよう。期待以上のスタートとなり、業績上振れ期待などが先行する形に。

《ST》

提供:フィスコ

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