Hamee---19年4月期増収、減益なるも中長期的な企業価値向上のため積極的に投資

材料
2019年6月13日 14時24分

Hamee<3134>は12日、2019年4月期連結決算を発表した。売上高は前期比9.9%増の103.02億円、営業利益は同12.2%減の12.10億円、経常利益は同3.2%減の12.26億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同1.9%減の8.56億円となった。

コマース事業の売上高は前期比5.2%増の85.44億円、セグメント利益(営業利益)は同5.4%減の16.84億円となった。国内卸販売は、新型iPhoneの一部機種の値下げ等に伴い、需要回復が顕著になった。国内小売は、「iFace」シリーズが牽引し、前期に対し増収となった。また、米国連結子会社の売上高が伸びるなど、若干伸び悩んだ国内卸販売を海外販売がカバーした。

プラットフォーム事業の売上高は前期比39.1%増の17.22億円、セグメント利益(営業利益)は同32.3%増の5.27となった。ネクストエンジンの契約を獲得するうえで重要となる初期設定の円滑化を実現するため、従前より進めてきたサポート人員の充実、販売代理店等のパートナー活用、ネクストエンジンの機能強化など、各種施策の効果が発現したことにより順調に新規契約の獲得が進んだが、契約社数の増加に比例してサポート人員に対するコールセンター業務の負荷が増加したため、コールセンター業務のアウトソーシングを進める方針とした。現状コールセンター業務の移管手続きを進めていることと季節要因により、総契約数は3,622社(OEM除く、前連結会計年度末比527社増)、利用店舗数28,006店(同4,154店増、いずれも自社調べ)となった。また、前期に子会社化したEC事業者向け販売支援コンサルティングを提供するHameeコンサルティングについても、当該セグメントへ貢献した。

2020年4月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比6.3%増の109.49億円、営業利益は同9.8%減の10.92億円、経常利益は同11.8%減の10.82億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同6.4%減の8.01億円を見込んでいる。

また、同日に中期経営計画を発表し、2022年4月期に同社グループ売上高138億円、営業利益率16%以上を目標としている。Hameeデータ・プラットフォーム(HDP)を構築し、グループシナジー最大化を目指し成長投資を拡大していく考え。

《SF》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.