NY株式:下落、半導体セクターに売りが広がる

市況
2019年6月15日 9時31分

米国株式相場は下落。ダウ平均は17.16ドル安の26089.61、ナスダックは40.47ポイント安の7796.66で取引を終了した。中国の5月固定資産投資や鉱工業生産が予想を下回り、米中貿易摩擦による中国経済への悪影響が意識され、売りが先行。半導体のブロードコム(AVGO)が業績見通しを下方修正しハイテク株に売りが広がった。ダウ及びS&P500は引けにかけて下げ幅を縮小した。セクター別では、公益事業や電気通信サービスが上昇する一方で半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器が下落した。

ブロードコムの決算を受けて、マイクロン・テクノロジー(MU)やアプライド・マテリアルズ(AMAT)など半導体関連株が軒並み下落。一方で、通信大手のTモバイル(TMUS)とスプリント(S)は、両社の合併計画に関して司法省の承認が近いと伝わり、ともに堅調推移。SNSのフェイスブック(FB)は、来週に発表を予定する独自の仮想通貨運営に決済ネットワークのビザ(V)やマスターカード(MA)、決済サービスのペイパル(PYPL)などが参加することが伝わり、上昇した。

国際エネルギー機関(IEA)は、米国のシェールガスやブラジル・ノルウェー・カナダでの新規油田プロジェクトが開始されることで、2020年に供給過多となり、石油輸出国機構(OPEC)への減産圧力が増すとの予想を示した。

《FA》

提供:フィスコ

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