NYの視点:投資家は2019年利下げを予想、6月FOMCでのタカ派色はサプライズに

経済
2019年6月19日 7時36分

米連邦準備制度理事会(FRB)はワシントンで18日から19日にかけて連邦公開市場委員会(FOMC)を開催する。FRBはこの会合で、政策金利を据え置くと見られている。しかし、声明で「辛抱強い」との文言を削除し、7月の利下げを示唆すると見られている。今回の会合では同時に、FOMCの最新予測が公表されるほか、パウエル議長の会見も予定されており、さらなる利下げの可能性が示唆されるかどうかに焦点が集まる。7月の利下げがほぼ100%織り込まれているため、何らかのタカ派要因はサプライズとなる。

FOMC開催を控えて経済専門局のCNBCが実施した世論調査によると、回答者の67%が年内の利下げを予想していることが明らかになった。利下げ回数の平均予想は1回。米10年債利回りの予想では年末2.35%で、本年1月調査での予想3.03%から大きく引き下げられた。2020年12月は2.5%で、やはり1月の3.17%を大幅に下回った。

関税による影響では、物価を引き上げる:78%、経済を弱める:89%といずれも半数を上回っている。また、国内総生産(GDP)の成長率を0.2%ポイント引き下げると見ている。

◎CNBC Fed調査

■FRBの2019年の金融政策予想

利下げ:67%

金利据え置き:22%

利上げ:11%

平均的な利下げ回数:1回

■米10年債利回り(現在2.04%)

12月:2.35%(1月3.03%)

2020年12月:2.5%(1月3.17%)

■2019年GDP、CPI見通し

GDP:+2.2%

CPI:1.9%

失業率:3.7%

■関税による影響

関税が物価を引き上げる:78%

経済を弱める:89%

GDP、-0.2%

《CS》

提供:フィスコ

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