フリービット---19年4月期は売上・営業利益・経常利益いずれも過去最高を達成

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2019年6月26日 17時32分

フリービット<3843>は14日、2019年4月期連結決算を発表した。売上高が前期比30.3%増の503.65億円、営業利益が同61.1%増の29.81億円、経常利益が同80.1%増の25.69億円、親会社株主に帰属する当期純利益が2.79億円(前期は5.67億円の損失)となった。

ブロードバンド事業の売上高は前期比35.5%増の167.98億円、セグメント利益は同1.9%増の20.46億円となった。ICT端末の普及に伴い、固定回線向けインターネット接続サービスの帯域費用が高止まりしたが、集合住宅向けインターネット接続サービス等の順調な拡大が売上及び利益の伸張を牽引した。

モバイル事業の売上高は前期比2.0%増の82.81億円、セグメント利益は1.23億円(前期は2.68億円の損失)となった。同社がMVNEとしてサービスを提供するMVNO企業数が増加し、エンドユーザー向けMVNOサービスの拡販にも注力した。

アドテクノロジー事業の売上高は前期比6.6%増の160.13億円、海外展開及び新規事業等のインキュベーション領域への先行投資による人材関連費の増加により、セグメント利益は同14.0%減の11.07億円となった。アフィリエイトサービスは、得意とする業界での伸長に加え、その他の業界への提供も順調に広がり、事業規模並びに売上規模が拡大した。

クラウド事業の売上高は前期比0.9%増の17.76億円、セグメント損失は0.53億円(前期は0.04億円の利益)となった。パブリッククラウドサービス及びプライベートクラウドサービス、そしてそれらを組み合わせたハイブリッドクラウドサービスの拡販を継続し、IoT特化型クラウドサービスを投入する一方で、システムの整備・改善とレガシーサービスの淘汰を図った。

ヘルステック事業の売上高は前期比82.9%増の29.93億円、利益構造の大幅改善により、セグメント損失が1.09億円(前期は5.27億円の損失)となった。フリービットEPARKヘルスケアが展開するお薬手帳アプリ利用者や調剤薬局向けソリューションサービス利用事業者の獲得等を企図した投資を継続した結果、事業規模が大きく拡大した。

エドテック事業の売上高は47.76億円、セグメント利益は2.81億円となった。主軸の出版分野は、日本語・第二外国語出版書籍が好調に推移し、文教分野は、ニーズに応じた製品・サービスを提供し、大学等からの大型受注を獲得した。

2020年4月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.2%増の570.00億円、営業利益が同34.2%増の40.00億円、経常利益が同47.9%増の38.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同258.0%増の10.00億円を見込んでいる。

《SF》

提供:フィスコ

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