本日注目すべき【好決算】銘柄 吉野家HD、ハニーズHD、システム情報 (9日大引け後 発表分)

注目
2019年7月10日 7時01分

9日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

吉野家HD <9861>   ★3-5月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過

◆20年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常損益は12.5億円の黒字(前年同期は0.4億円の赤字)に浮上して着地。牛丼の新サイズ「超特盛」の好評などで、吉野家の既存店売上高が前年実績を6.1%も上回ったことが寄与。積極出店を進めた海外事業も大幅増益に貢献した。

上期計画の5.5億円に対する進捗率が2.3倍も上回っており、業績上振れが期待される。

パルHD <2726>   ★今期最終を27%上方修正・最高益予想を上乗せ

◆20年2月期第1四半期(3-5月)の連結最終利益は前年同期比54.3%増の23.9億円に拡大して着地。機動的な商品投入で衣料品の販売が伸びたほか、生産と在庫管理の適正化を進めたことも大幅増益に貢献した。

併せて、通期の同利益を従来予想の55.3億円→70.5億円に27.5%上方修正。増益率が16.2%増→48.1%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。連結子会社間の吸収合併に絡み、税金費用が15.2億円減少することが最終利益を押し上げる。

ハニーズHD <2792>   ★今期経常は9%増益、10円増配へ

◆19年5月期の連結経常利益は前の期比63.6%増の46.6億円に拡大して着地。続く20年5月期も前期比9.4%増の51億円に伸びる見通しとなった。今期は自社サイトの利便性向上やマーケティング強化でEC事業の売上高が50%伸びる。販管費が減少することも大幅増益の要因となる。なお、新規出店は25店舗、退店20店舗、改装50店舗を計画する。

併せて、今期の年間配当は前期比10円増の40円に増配する方針とした。

システム情報 <3677>   ★今期経常最高益予想を7%上乗せ、配当も1円増額

◆19年9月期の連結経常利益を従来予想の12.5億円→13.4億円に7.2%上方修正。増益率が26.3%増→35.4%増に拡大し、従来の8期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。今期業績の上方修正は3月に続き、2回目。金融や小売企業向けシステム構築・更改案件が増加するほか、AI関連で複数の新規案件を獲得したことが寄与。連結子会社の業容拡大に加え、プロジェクト管理の徹底による採算確保も上振れに貢献する。

業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の13円→14円に増額修正した。

CSランバー <7808> [JQ]  ★前期経常を34%上方修正

◆19年5月期(6ヵ月の変則決算)の連結経常利益を従来予想の2.7億円→3.6億円に34.1%上方修正。消費税増税前の駆け込み需要を主因として、利益率の高い受注が想定以上に伸びたことが上振れの要因となった。

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