<動意株・11日>(大引け)=じげん、ワイエスフード、CVSベイなど

材料
2019年7月11日 15時05分

じげん<3679>=商い急増で800円台を大きく回復。検索サイトを運営するが、同社の場合、求人や旅行、不動産関連など各種情報の一括検索ができる集約サイトを特長としている。成果報酬型課金をビジネスモデルとし、人手不足を背景に主力の求人サイトが好調で収益に寄与しているほか、不動産関連も安定した伸びで業績に貢献、大幅な増収増益基調が続いている。20年3月期は営業利益段階で前期比17%増の47億5000万円予想。また株式需給面も注目で、信用取組は売り買いがっぷり四つ、直近5日申し込み現在の信用倍率は1.1倍台、日証金では逆日歩がついている。

ワイエスフード<3358>=後場急伸。同社はきょう、グループ会社で越境EC事業を手掛けるワイエス商事が、東京都国分寺市にタピオカ専門店をオープンしたことを発表した。この店舗は、中国のタピオカドリンク専門店「カンフーソウドウ」が日本に初出店したもので、6月27日から営業。若い女性を中心にタピオカドリンクがブームとなっているなか、これが株価を刺激しているようだ。

シー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>=反発。同社は10日取引終了後に、20年2月期第1四半期(3~5月)の連結決算を発表。営業損益が7300万円の黒字(前年同期は3100万円の赤字)に浮上したことが好感されているようだ。営業総収入は27億8500万円(前年同期比1.3%減)となった。主力のマンションフロントサービス事業は不採算物件の解約を進めている影響で減収減益となったが、訪日外国人数の増加などを背景にホテル事業が大きく伸びたことが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

シライ電子工業<6658>=急騰。一時25%高の393円まで買われる。プリント配線板専業メーカーで車載向けなどを中心に需要を取り込んでいる。任天堂<7974>が大株主に入っており、株式市場では任天堂関連として位置づけられる銘柄。きょうは任天堂が家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の携帯専用機「ニンテンドースイッチライト」を9月20日に発売することを発表しており、これが投機資金の琴線に触れ、同社株の物色人気につながったようだ。

モブキャストホールディングス<3664>=ストップ高。この日の朝方、子会社モブキャストゲームスがスマートフォン向け新作ゲームの新規プロジェクトを開始したと発表しており、これを好感した買いが入っている。新規プロジェクトは、人気アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」を含む「エヴァンゲリオンシリーズ」を題材としたスマホ向け新作ゲームで、20年に配信を開始する予定。モブキャストゲームスをはじめとする製作委員会方式で推進され、ゲームの概要や配信エリアなど具体的な内容は今後順次発表する予定だが、スマホ向けゲームにとどまらない“新しい遊び”をユーザーに届けるとしている。

DNAチップ研究所<2397>=ストップ高。10日の取引終了後、血液中に存在する微量の肺がん遺伝子の異常(変異)を検出する高感度検査法EGFRリキッド(EGFRリキッド遺伝子解析ソフトウェア)を開発し、7月10日にコンパニオン診断として厚生労働省への承認申請を行ったと発表しており、これが好材料視されている。今回開発した検査法は、奈良先端科学技術大学と大阪国際がんセンターの研究成果をもとに開発したもので、強力な遺伝子解析技術で個人の全遺伝情報の取得も可能な次世代シークエンシングの手法を用いて血液中のEGFR遺伝子を5万分子以上解析して変異を探索し、従来技術では検出できなかった微量変異でも検出可能としている。なお、現時点で20年3月期業績には影響はないとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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