いちご<2337>---1Qは2ケタ増収増益、約30億円規模の自己株式取得も発表

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2019年7月12日 18時34分

いちご<2337>は11日、2020年2月期第1四半期(19年3-5月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比63.2%増の262.90億円、営業利益が同42.5%増の85.37億円、経常利益が同45.8%増の76.07億円、四半期純利益が同34.4%増の47.68億円。順調な物件の売却による売却益の獲得に加え、新規取得物件や同社の強みである心築(しんちく)による不動産の価値向上が寄与し、賃貸収入が増加。前年同期比で大幅な増収増益となった。

アセットマネジメント事業の売上高は前年同期比15.4%増の9.15億円、セグメント利益は同14.4%増の5.19億円となった。ストック収益であるベース運用フィーの増加に加えて、当第1四半期において、いちごオフィスリート投資法人<8975>のキャッシュ・フロー成果報酬が発生したこと等により、増収増益となった。

心築事業の売上高は前年同期比69.4%増の246.43億円、セグメント利益は同49.7%増の76.44億円となった。引き続き高い利益率による物件売却を実現。保有物件の賃貸収入が着実に向上し、ストック収益に寄与。

クリーンエネルギー事業の売上高は前年同期比0.8%増の10.20億円、セグメント利益は同10.3%減の3.77億円となった。「いちご昭和村生越ECO発電所」の通年稼働に伴う事業税の増加等の影響によるが、売電収入は堅調に推移している。

2020年2月期通期の連結業績予想については、営業利益が前期比0.8%増の265.00億円、経常利益が同1.2%減の228.00億円、当期純利益が同2.4%減の150.00億円とする期初計画を据え置いている。

また、同日、自己株式の取得を発表しており、発行済株式総数の2.05%に当たる1,000万株、取得総額30億円を上限としている。取得期間は2019年7月12日~2019年10月11日を予定。株主価値の根幹である1株利益(EPS)の向上を通じ株主価値の最大化を図る。

《MH》

提供:フィスコ

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