パシフィックネット---19年5月期は2ケタ増益、最重要施策のLCM事業が好調に推移

材料
2019年7月17日 12時26分

パシフィックネット<3021>は16日、2019年5月期連結決算を発表した。売上高が前期比5.7%減の41.77億円、営業利益が同30.4%増の3.10億円、経常利益が同32.2%増の3.15億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.1%増の1.92億円となった。

LCM事業の売上高は前期比18.2%増の24.67億円、セグメント利益は同121.7%増の3.23億円となった。LCMサービスは、中期経営計画の最重要施策と位置付け、積極投資を行っている。IT機器の「所有から利用へ」を推進する「サブスクリプションモデル」(月額利用料モデル)を展開した結果、CPU不足の影響を受けながらも、受注高・売上高ともに拡大した。また、使用済みIT機器の引取回収・データ消去については、収益性が向上した。

リマーケティング事業の売上高は前期比30.6%減の17.76億円、セグメント利益は同26.8%減の3.03億円となった。使用済みIT機器の入荷台数の減少、店舗の閉鎖等により売上高・セグメント利益は前期比で減少したが、継続した生産性向上策、店舗閉鎖等による効率化、在庫の圧縮による回転率の向上など諸施策の効果により、利益率は向上した。

コミュニケーション・デバイス事業の売上高は前期比260.5%増の3.64億円、セグメント利益は同252.9%増の0.53億円となった。前連結会計年度に買収・完全子会社化したケンネットは、観光業界を中心にイヤホンガイド(R)の製造販売・保守サービスを展開しており、観光需要の高まりを受けて販売及びレンタル数量が拡大した。国際会議での通訳、騒音の多い工場見学、大きな声を出せない美術館や博物館等、各種ガイド用途で利用されており、ケンネットが90%以上の国内シェアを有する。

その他事業の売上高は前期比59.1%減の0.11億円、セグメント損失は0.23億円(前期は0.04億円の利益)となった。代理店網の拡充、案件ストックの拡大により交渉中の案件数が増加するとともに、人材紹介の強化を図った。

2020年5月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.7%増の45.00億円、営業利益が同28.7%増の4.00億円、経常利益が同26.6%増の4.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同30.1%増の2.50億円を見込んでいる。

《SF》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.