<動意株・17日>(大引け)=インソース、イオンファン、マツキヨHDなど

材料
2019年7月17日 15時06分

インソース<6200>=大幅続伸。企業向けに講師派遣や公開講座などの研修事業を展開、豊富な研修コンテンツを武器に企業の旺盛な人材育成ニーズを取り込み業績に反映させている。また、外国人社員の受け入れ研修コンテンツについても開発済みで、4月からの出入国管理法改正に伴う商機も捉えている。16日に6月の講師派遣型研修実施回数などを発表。講師派遣型研修実施回数は前年同月比8.9%増、公開講座受講者数は同19.8%増といずれも高い伸びを示しており、これが株高を後押ししている。18年9月期営業利益は前の期比58%増の9億3700万円と大幅な伸びを示し、19年9月期も前期比24%増益の11億6000万円予想と高成長を継続する見込み。

イオンファンタジー<4343>=急伸。株価は一時15.4%高の2714円と一気に4月下旬以来の水準を回復している。16日引け後に発表された20年2月期6月度売上概況は、国内事業の既存店売上高が前年同月比13.2%増と大幅な伸びを示した。主力のプライズは映画関連商材が好調に加え、メダル部門では価格体系の見直しや3月に導入したキッズメダルを中心に堅調な伸びが続いている。

マツモトキヨシホールディングス<3088>=続伸。16日の取引終了後、ベトナムの大手企業グループであるロータス・フード・グループと、ドラッグストアの事業展開で基本合意したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の基本合意はベトナムにおけるドラッグストアの開発・運営を行うための合弁事業推進を目的としたもの。具体的な事業展開については、今後両社で順次決定する予定で、20年3月期業績への影響は軽微としている。同時に、香港にドラッグストア事業の現地法人を開設すると発表した。なお、事業展開の具体的な内容に関しては今後検討するとしている。

ODKソリューションズ<3839>=商い薄も上値指向継続。きょうで5日続伸と強さをみせる。独立系のシステム開発会社で大学入試関連を中心とするビジネスプラットフォーム提供を主力としている。機密性の高いデータの大量処理で高い実績を持ち、RPAなど人工知能(AI)を絡めた業務支援サービスに経営資源を注いでいる。また、ここにきて中小病院向けなど市場開拓が進む電子カルテ導入支援ビジネスも軌道に乗り、中期的な成長期待が高まっている。18年3月期営業利益は前の期比で2.3倍、19年3月期も前の期比56%増と急拡大した。20年3月期は減益が予想されているが、21年3月期以降は再び利益成長路線に復帰する公算が大きい。

Nuts<7612>=急反騰。16日の取引終了後、慶応義塾大学医学部元准教授・森山雅美氏が代表取締役を務めるアジュバント・R&D(東京都大田区)と、免疫活性化物質であるアジュバントを用いた予防医療に関する共同事業契約を締結したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。アジュバント社は、アジュバントの生体利用によりQOL(クオリティー・オブ・ライフ)を向上させることを目的に設立した会社。今回の締結した共同事業契約では、アジュバント社の化粧品、健康食品、化学物質、添加物などの開発製造をもとに、Nutsが販売計画の策定や市場開拓を通じ、販売元が日本国内及び中国などで販売することに対して支援し、アジュバント社は研究成果を具体化することで、Nutsに対する支援を行うとしている。なお、販売元は現在協議中で、業績に与える影響については精査中としている。

日本国土開発<1887>=続伸。同社は重機土木工事や建築を手掛ける。16日取引終了後に発表した19年5月期の営業利益は前の期比7%減の145億7600万円となったが、年間配当については前の期実績に対し17円増配の32円を実施することを発表、従来計画の27円50銭から大幅増額となり、これを好感する形で買いを引き寄せている。同社は今年3月に20年ぶりに再上場を果たし、その際に配当性向30%を目標に掲げていた。今回の増配はそれに沿ったもので、株主還元の強化が好感された。なお、20年5月期業績は営業利益が前期比32.8%減の98億円を予想している。

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出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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