注目銘柄ダイジェスト(前場):エンプラス、グロバル社、アサヒなど

市況
2019年7月22日 12時02分

ソラスト<6197>:1153円(+49円)

大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を新規に「バイ」、目標株価を1300円としている。同業他社比で高水準のROE、同業他社にないM&Aで成長していることを評価しているほか、一時的要因で株価は低迷しており割安感が強まっているとも指摘している。今後も介護のM&A市場は活況とみられ、今後の同社利益成長の牽引役は介護を中心とするM&Aであると考えているもよう。

グロバル社<3271>:478円(-43円)

大幅反落。先週末に19年6月期業績予想の下方修正を発表している。営業利益は従来の42.2億円から23.3億円に下方修正、一転して大幅減益となっている。マンション事業は上振れも、戸建事業及びホテル事業が計画を下回る見込みとなったもよう。第3四半期まで前年同期を下回る推移ではあったが、今回の修正幅は想定以上と捉えられ、失望売りが優勢の展開に。

エンプラス<6961>:3585円(+450円)

急騰。先週末に発表した決算が好感されている。第1四半期営業利益は8.5億円で前年同期比19.7%増益、上半期計画の8億円、同40.6%減益を超過する形になっている。半導体事業、並びにオプト事業が収益増をけん引した。前期第3四半期、第4四半期と大幅減益が続き、営業利益は2億円を割り込む水準であったため、想定外の収益を確保したとのサプライズが先行している。

アサヒ<2502>:4718円(-320円)

大幅反落。豪ビール最大手カールトン&ユナイテッドブリュワリーズの買収で合意したと発表している。豪州で5割弱のシェアを持っており、18年12月期の売上高は約1700億円、買収額は1兆2000億円になるもよう。これに伴い、上限2000億円とする増資も実施すると発表している。将来的な希薄化をマイナス視するほか、被買収企業の成長性を考慮すると買収価格には割高感があるとの見方も。

くふうカンパニー<4399>:815円(+8円)

大幅に続伸。連結子会社のセブンシグネチャーズ(東京都渋谷区)が提起されていた訴訟で裁判上の和解が成立し、訴訟が終結したと発表している。セブンシグネチャーズ以外の被告の一部が原告に和解金を支払うため、セブンシグネチャーズに損害は発生しない。セブンシグネチャーズの以前の親会社であるオウチーノは17年7月、売買契約に関する2.5億円の損害賠償を求める訴えを提起されたと発表していた。

文教堂HD<9978>:200円(+2円)

続伸。連結子会社の文教堂(川崎市)が保有する不動産を譲渡することを決め、19年8月期に固定資産売却益14.00億円を特別利益として計上すると発表している。譲渡資産は京都市下京区の店舗で、譲渡先は非公表。19年8月期の純損益予想は開示していない。第3四半期累計(18年9月-19年5月)の純損益は5.13億円の赤字だった。固定資産売却で上方修正が期待できるとの見方から、買いが集まっている。

クレステック<7812>:1306円(+70円)

大幅に3日続伸。東証の承認を受け、上場市場が26日から第2部に変更になると発表している。クレステックは「事業の持続的な成長と企業価値の向上に努める」とコメントしている。2部上場で投資家層の拡大が期待できるとの見方から買いが集まっている。9日に直近高値(1300円)を付けた後、株価が軟調に推移していたことも値頃感につながり、買い材料視されているようだ。

《ST》

提供:フィスコ

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