双信電機が急反落、20年3月期業績及び配当予想を下方修正
双信電機<6938>が急反落している。30日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を102億円から94億円(前期比7.0%減)へ、営業損益を2億5000万円の黒字から1億5000万円の赤字(前期2億円の黒字)、最終損益を5000万円の黒字から6億4000万円の赤字(同2300万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気されている。
米中貿易摩擦の影響で工作機械や半導体製造装置の市況が悪化し、第1四半期にパワーエレクトロニクス事業のノイズフィルタが計画を下回っていることに加えて、情報通信事業の厚膜印刷基板や積層誘電体フィルタも想定を下回っていることが要因としている。
また、業績予想の下方修正に伴い、従来中間・期末各3円の年6円を予定していた配当予想について、中間・期末各2円の年4円にするとあわせて発表しており、これも売り材料視されている。前期実績の年8円に対しては4円の減配になる予定だ。
なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高21億3100万円(前年同期比16.1%減)、営業損益1億4200万円の赤字(前年同期2900万円の黒字)、最終損益3億3800万円の赤字(同200万円の黒字)だった。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)