早稲田アカデミー---1Q増収、教育関連事業が順調に推移

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2019年8月5日 8時53分

早稲田アカデミー<4718>は7月31日、2020年3月期第1四半期(19年4月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.1%増の46.39億円、営業損失が4.81億円(前年同期は5.61億円の損失)、経常損失が4.83億円(同5.55億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が3.72億円(同4.18億円の損失)となった。

教育関連事業の売上高は前年同期比7.1%増の46.23億円、セグメント利益は同83.3%増の3.52億円となった。新人講師の早期育成を図るとともに、入試の変化等に対応するためのコース仕様の見直しや、特別講座及び各種模試の拡充に注力した。また、英語指導カリキュラムの見直しに取り組むとともに、オンライン英語学習のサービス開始に向けた準備を進めてきた。更に、プログラミング教育への対応、中学受験で最難関校を目指す低学年生向けの模試やコンテンツの開発等、指導成果(学習意欲と学力向上)と顧客満足度による他社との差別化の加速にも取り組んだ。 なお、7月31日付でSHINKENSHA U.S.A. INCORPORATEDが完全子会社となった。現在、直営校として営業していくための準備に取り組んでいる。当第1四半期における期中平均塾生数は、小学部19,898人(前年同期比9.2%増)、中学部14,974人(同0.3%増)、高校部3,247人(同4.4%減)、合計では38,119人(同4.3%増)となった。

※同社の第1四半期業績の特徴として、収益の基礎となる塾生数獲得は1月にピークを迎える傾向にある。また、夏期合宿や正月特訓等の収益に大きく寄与するイベントも開催されないため、売上高は少なくなる一方、家賃・人件費等の固定的費用は期首から発生するため、例年、損失計上となる傾向にあり、当第1四半期も損失を計上しているが、前年同期の業績を上回るとともに、年度予算に対しても順調に推移している。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.1%増の252.68億円、営業利益が同14.0%増の17.39億円、経常利益が同12.7%増の17.34億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.3%増の10.67億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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