サンケンが急落、20年3月期業績予想を下方修正

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2019年8月7日 9時17分

サンケン電気<6707>が急落し約5カ月ぶりに年初来安値を更新している。6日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を1780億円から1684億円(前期比3.0%減)へ、営業利益を115億円から58億円(同44.9%減)へ、最終利益を43億円から6億円(同84.9%減)へ下方修正したことがネガティブ視されている。

中国経済の成長鈍化や米中貿易摩擦の影響が欧米も含めた世界的な景況感の悪化につながり、中国での自動車販売台数の減少が欧米市場にも波及したことで、米国子会社における車載向け製品の売り上げ低迷が継続しているほか、産業機器向け製品についても受注が落ち込んでいることが要因。またこれに伴い、高付加価値製品の販売が減少するとともに、生産拠点の稼働率の低下が利益率の悪化を招いていることも影響するとしている。

なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高378億700万円(前年同期比11.4%減)、営業損益7億1600万円の赤字(前年同期25億2900万円の黒字)、最終損益21億3300万円の赤字(同5億6300万円の黒字)だった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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