<注目銘柄>=エフピコ、デリバリー特化型容器の開発に着手
エフピコ<7947>は食品トレーや弁当・総菜容器の大手。7月から夢の街創造委員会<2484>が運営する宅配ポータルサイト「出前館」とデリバリー特化型容器の開発に向けた協業を開始しており、10月に施行される軽減税率制度を機に宅配需要が高まれば同社の追い風となりそうだ。
足もと業績は好調で、7月31日に発表した20年3月期第1四半期(4~6月)の連結経常利益は30億6300万円(前年同期比19.3%増)で着地。電子レンジ対応などの機能を備えたオリジナル製品の売り上げが堅調で、エコトレーをはじめとした環境配慮型製品も伸長した。人件費や物流費などのコストが増加したものの、工場の自動化・省力化の推進や自社便比率の向上に取り組むことで影響を和らげている。
株価は今年に入って6900円近辺で上値が抑えられる展開が続いていたものの、8月5日には7080円をつけ年初来高値を更新。その後は一服商状となっているが、上半期及び通期業績の増収増益が見込まれるなか一段高の展開に期待したい。(参)
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)