ナック---1Qは2ケタ増収、建築コンサルティング事業が好調に推移

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2019年8月9日 13時17分

ナック<9788>は8日、2020年3月期第1四半期(19年4-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比14.2%増の178.00億円、営業損失が12.43億円(前年同期は14.97億円の損失)、経常損失が12.65億円(同15.08億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が13.55億円(同11.06億円の損失)となった。

クリクラ事業の売上高は前年同期比5.2%減の31.03億円、営業利益は同80.1%減の0.17億円となった。直営部門では、サービス品質の向上に努め、一世帯あたりのボトル消費量が増加し顧客単価が向上した。また、加盟店部門の売上高は解約率低下などに努めた結果、前年同期と同水準となった。

レンタル事業の売上高は前年同期比0.9%減の35.09億円、営業利益は同2.7%増の4.43億円となった。主力のダスキン事業部門では、家事代行や害虫駆除等の包括的な役務サービスを提供するトータルケアサービス事業の展開に注力した。害虫駆除部門では需要が高まる夏場にかけて、新規顧客獲得に向けた営業活動を展開した。

建築コンサルティング事業の売上高は前年同期比12.6%増の12.16億円、営業利益は同22.7%増の0.60億円となった。建築部資材販売部門及びエコ&エコでは、前期に引き続き住宅用太陽光・蓄電池市場へ販売ターゲットのシフトを行い、補助金制度を活用した新規需要の取り込みに注力した。

住宅事業の売上高は前年同期比36.7%増の74.08億円、営業損失は13.50億円(前年同期は17.65億円の損失)となった。レオハウスでは、注文住宅に加えて48プランの企画型住宅の販売を開始し、受注棟数及び売上高の増加に取り組んだ。ケイディアイでは、首都圏に特化した営業戦略及び体制強化を継続した。国木ハウスでは、モデルハウスや建売物件の売却が重なり売上高を伸ばした。suzukuriでは、異業種との提携を通じたターゲット層の拡大に取り組んだ。

美容・健康事業の売上高は前年同期比13.9%増の25.93億円、営業損失は1.36億円(前年同期は0.50億円の損失)となった。「MACCHIA LABEL(マキアレイベル)」ブランドでは、WEB広告を中心とした新規顧客獲得施策が好調に推移した。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.4%増の1,002.00億円、営業利益が同8.0%増の22.00億円、経常利益が同3.3%増の21.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.3%増の10.00億円とする期初予想を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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