イード---19/6期は営業利益が同20.9%増、CMP事業が好調
イード<6038>は13日、2019年6月期(18年7月-19年6月)連結決算を発表した。売上高が前期比10.1%増の51.92億円、営業利益が同20.9%増の3.10億円、経常利益が同16.6%増の3.13億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同287.4%増の1.94億円となった。
コンテンツマーケティングプラットフォーム事業(CMP事業)の売上高は前期比13.0%増の43.97億円、営業利益は同43.1%増の3.03億円となった。ネット広告売上高は前期比34.4%増の17.89億円となった。また、月間平均(2018年7月から2019年6月の12ヶ月平均)PV数は、180,216千PV/月となり、前連結会計年度の月間平均(12ヶ月平均)PV数153,104千PV/月からは17.7%増加となった。
当年度に事業譲受によって加わった訪日観光客をターゲットとしたメディア「SeeingJapan」などの運営を開始。また、ゲーム領域でのトークンエコノミー「GameDays」等のリリースを行い、事業領域の拡大を図っている。
データ・コンテンツ提供売上高は18.41億円(同4.9%増)となった。一方で、前連結会計年度中の一部連結子会社株式売却により出版ビジネス売上高は2.46億円(同20.0%減)、システム売上高は5.39億円(同1.9%減)となった。
コンテンツマーケティングソリューション事業(CMS事業)の売上高は前期比3.6%減の7.95億円、営業利益は同84.4%減の0.06億円となった。CMS事業は、リサーチソリューションで海外調査案件の受注減などにより売上高が同9.7%減となったが、ECソリューションは売上高が同0.2%増となった。
2020年6月期通期については、売上高が前期比2.1%増の53.00億円、営業利益が同12.8%増の3.50億円、経常利益が同11.6%増の3.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.7%増の2.30億円を見込んでいる。
《SF》
提供:フィスコ