話題株ピックアップ【昼刊】:PI、東エレク、KDDI

注目
2019年8月21日 11時38分

■PI <4290>  1,859円  +40 円 (+2.2%)  11:30現在

20日、プレステージ・インターナショナル <4290> が9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■東京エレクトロン <8035>  19,125円  +195 円 (+1.0%)  11:30現在

東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連が頑強な値動き。主力株中心に全体相場軟調ななかで強さが光っている。前日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が反落したほか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も軟調だった。ただ、SOX指数の下落率は0.5%程度と小さくトレンドは26週線をサポートラインに戻り局面に入っている。東京市場でも半導体製造装置関連銘柄は打たれ強くなっている。両銘柄をはじめ信用取組が売り長の銘柄が多く、株式需給面での買い戻しが株価に浮揚力を与えている。

■KDDI <9433>  2,768円  +13.5 円 (+0.5%)  11:30現在

KDDI<9433>が小幅ながら上値指向を継続し、きょうで4日続伸となっている。携帯事業は競争激化の波に晒されているが、通信との融和性が高いネット通販や金融などのライフデザイン事業が好調でこれを補っている。5月に発表した新中期計画でも同事業の拡大を進捗させる方針を示している。株価指標面でもPER10倍台、配当利回りも3.9%台と高く水準訂正余地がある。

■ソフトバンクグループ <9984>  4,787円  -150 円 (-3.0%)  11:30現在

ソフトバンクグループ<9984>が続落。8月に入り大幅な調整を余儀なくされたものの、ここ最近は押し目買いも観測され5000円近辺で強弱観を対立させていた。ただ、目先は下放れる動きをみせている。全般リスク回避ムードが漂うなか、きょうは海外短期筋の先物売りが全体株価の重荷となっており、日経平均寄与度の高い同社株は裁定解消に絡む売り圧力が株価の下げに反映されている。なお、売買代金は東証1部上場企業のなかで断トツとなっている。

■三菱UFJ <8306>  500.8円  -6.3 円 (-1.2%)  11:30現在

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが軟調な動きを強いられている。前日に米国債券市場で10年債利回りが反落し再び1.55%台まで低下した。これを背景に米国株市場ではゴールドマン・サックスやJPモルガンなど大手金融株が値を下げており、東京市場でもメガバンクには米国事業での運用利ザヤ縮小を警戒する売りが優勢となっている。

■トヨタ自動車 <7203>  6,906円  -3 円 (0.0%)  11:30現在

トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>など自動車株が軟調。前日の欧米株市場が安かったことや、足もと外国為替市場で1ドル=106円台前半まで円高方向に振れていることで輸出採算悪化への警戒感から買いが手控えられている。ただ、売り圧力も限定的でトヨタの下げ幅は1%未満にとどまっている。トヨタは今期の想定為替レートを4~6月期決算発表時に1ドル=110円から106円に修正しており、実勢はそれよりも円安水準にあり、過度な不安心理は解消されている。

■ドーン <2303>  1,189円  +185 円 (+18.4%)  11:30現在

ドーン<2303>が商いを膨らませ大幅続伸。同社は地理情報システム(GIS)ソフトの構築や、地理情報配信サービスなどに展開する。20日取引終了後、映像通報システム「Live110(仮称)」の実証実験を兵庫県警察本部で開始したことを発表しており、これが手掛かり材料となっている。株価は底値圏でもみ合っていたが、値ごろ感も味方して短期筋の買いを呼び込みマドを開けて上放れる形となっている。

■GameWith <6552>  733円  +60 円 (+8.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ

GameWith<6552>は大幅続伸。同社はスマートフォンゲームの記事攻略サイトを展開している。今月16日から東証1部市場に変更となり、9月末にはTOPIX構成銘柄に組み入れられる予定にあることで、指数連動型ファンドの買い需要などに期待が大きい。

■スマートバリュー <9417>  737円  +60 円 (+8.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位

スマートバリュー<9417>が続伸している。同社はきょう、トヨタ自動車<7203>などが出資しているMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)を事業目的とした企業「MONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)」が設立したMONET コンソーシアムに参画したと発表。これが材料視されているようだ。MONET コンソーシアムとは、次世代モビリティサービスの推進と移動における社会課題の解決や新たな価値創造を目的に、企業間の連携を推進するために設立されたもの。スマートバリューは同コンソーシアムに、自社提供している住民ID基盤「GaaS」のプラット上で管理される住民IDに応じて最適な移動手段を提供し、地方の交通弱者へのサービス提供を推進するとしている。

■C&Gシステムズ <6633>  385円  +31 円 (+8.8%)  11:30現在

C&Gシステムズ <6633> [東証2]が急伸。20日付で光通信 <9435> が財務省に提出した大量保有報告書(5%ルール報告書)によると、光通信の同社株式保有比率は5.01%となり、新たに5%を超えたことが判明した。これを受けて需給思惑などから買いが先行しているようだ。なお、保有目的は長期保有を目的とした純投資としている。

■GDH <4437>  2,725円  +166 円 (+6.5%)  11:30現在

gooddaysホールディングス<4437>が急伸している。同社は20日、東急不動産ホールディングス<3289>子会社の東急住宅リースと業務提携したことを明らかにしており、これが材料視されているようだ。同社は16年6月に東急不HDと資本・業務提携しており、東急住宅リースとの業務提携はこれに基づくもの。主な提携内容は、東急住宅リース管理物件における申込件数データの共有や、GDHが提供しているWEB入居申込サービス「Conomy(コノミー)」による賃貸物件への申込件数の月別推移・申込件数全体に対するWEBの割合データの共有などとなっている。

■アエリア <3758>  1,084円  +55 円 (+5.3%)  11:30現在

アエリア<3758>が3日続伸し、新値追いとなっている。同社は20日、子会社のサイバードが恋愛ゲーム「イケメンシリーズ」の最新作「イケメン源氏伝 あやかし恋えにし」の配信を開始したと発表。事前登録者が10万人を突破していたことから期待感が高まるかたちとなっているようだ。

■ポート <7047>  1,160円  +52 円 (+4.7%)  11:30現在

ポート<7047>が急動意。同社は人材や金融領域でネットメディアを展開し、就職情報サイト「キャリアパーク!」などを運営している。キャリア分野、ファイナンス分野ともに好調で収益を伸ばしており、20年3月期営業利益6億8500万円は上振れる可能性が意識されている。市場では「インターンシップの増加や通年採用などの就職前線の変化がビジネス環境に追い風となっている」(国内中堅証券)と先行きに対する評価が高い。

■プロパスト <3236>  141円  +5 円 (+3.7%)  11:30現在

20日、プロパスト <3236> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の0.71%にあたる20万株(金額で3000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月21日から10月31日まで。

●ストップ高銘柄

アテクト <4241>  1,133円  +150 円 (+15.3%) ストップ高   11:30現在

以上、1銘柄

●ストップ安銘柄

ダブル・スコープ <6619>  721円  -150 円 (-17.2%) ストップ安   11:30現在

以上、1銘柄

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