東京株式(大引け)=58円安、売り一巡後下げ渋るも売買代金は低調

市況
2019年8月21日 15時53分

21日の東京株式市場は、前日の欧米株安を引き継いで朝方から売り優勢の展開となり日経平均は反落。ただ、朝方に大きく下値を試したあとは一貫して戻り歩調となった。

大引けの日経平均株価は前営業日比58円65銭安の2万618円57銭と4日ぶり反落。東証1部の売買高概算は9億129万株、売買代金概算は1兆5863億9000万円。値上がり銘柄数は384、対して値下がり銘柄数は1704、変わらずは61銘柄だった。

きょうの東京市場は目先筋の利益確定売りに押された。前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が揃って反落、これに先立って欧州株市場も軒並み軟調な推移をみせていたことで、リスクを回避する売りが表面化した。ただ取引時間中に外国為替市場でドルが買い戻され1ドル=106円台半ばまで円安に振れたことや、アジア株が底堅い値動きをみせたこともり、売り圧力は限定的だった。日経平均は朝安後に2万500円近辺でもみ合っていたが、前場後半に水準を一段切り上げ、2万600円近辺にもみ合いゾーンを移行した。日経平均は寄り後一貫して下げ渋る動きとなったが、東証1部全体の8割の銘柄が下落し、売買代金も引き続き低調で3営業日連続で1兆5000億円台にとどまった。23日に予定される、ジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演内容を見極めたいとの思惑から様子見ムードが強かった。

個別では、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、武田薬品工業<4502>、第一三共<4568>なども値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが冴えず、日立製作所<6501>も軟調。ダブル・スコープ<6619>がストップ安、セラク<6199>、アトラエ<6194>も大幅下落した。ファンケル<4921>が売られ、インターアクション<7725>、イーレックス<9517>などの下げも目立つ。

半面、ファーストリテイリング<9983>が高く、任天堂<7974>もしっかり。東京エレクトロン<8035>、ファナック<6954>も堅調。新生銀行<8303>も買われた。タツモ<6266>が急騰、GameWith<6552>も値を飛ばした。ワイヤレスゲート<9419>、サイバーエージェント<4751>が大幅高。日本通信<9424>が物色人気となり、TOKYO BASE<3415>も活況高。シュッピン<3179>も大きく水準を切り上げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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