東京株式(大引け)=9円高、円高などを嫌気して朝高後に値を消す

市況
2019年8月22日 15時54分

22日の東京株式市場は前日の欧米株高を受け買い優勢で始まったが、日経平均の上値は重く前場後半を境に値を消す展開。大引け間際に買い戻され小幅高で引けた。

大引けの日経平均株価は前営業日比9円44銭高の2万628円01銭と小幅反発。東証1部の売買高概算は9億7435万株、売買代金概算は1兆7275億3000万円。値上がり銘柄数は841、対して値下がり銘柄数は1170、変わらずは138銘柄だった。

きょうの東京市場は、朝方は海外株高の流れを引き継いで日経平均が高く始まったが買いの勢いは弱く、円高などを背景に前場後半から急速に値を消し、一時はマイナス圏で推移した。寄り後直後に日経平均はきょうの高値をつける格好となった。前日の米国株市場では小売企業の決算発表で国内景気の堅調さが確認され、リスクオンの流れに乗っている。ここイタリアの政局混乱が懸念材料として取り沙汰された欧州株市場も高く、薄商いと相まって東京市場の上値の重さが浮き彫りとなった。ジャクソンホールでの国際経済シンポジウムでパウエルFRB議長の講演が23日に予定されており、この内容を確認したいとのムードが強いなか、買いが手控えられた。日経平均、TOPIXともに小幅プラス圏で着地したが、値上がり銘柄数は値下がり銘柄数を下回った。

個別では、資生堂<4911>が大商いで値を飛ばした。また、ZOZO<3092>が買われ、KLab<3656>も物色人気。enish<3667>の上げ足も目立つ。東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>も強い動きをみせた。第一精工<6640>が急騰、GameWith<6552>も活況高となった。マイネット<3928>、スター精密<7718>が高く、gumi<3903>も上昇した。タツモ<6266>も上値追いが続いている。

半面、ソフトバンクグループ<9984>が冴えず、ソニー<6758>も値を下げた。ファーストリテイリング<9983>、キーエンス<6861>も軟調。富士通<6702>も安い。アトラエ<6194>、朝日インテック<7747>が急落、ブックオフグループホールディングス<9278>、デジタルアーツ<2326>も大きく売られた。メディカル・データ・ビジョン<3902>も下落した。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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