東京株式(前引け)=反落、中東地政学リスクで売り優勢も底堅い
17日前引けの日経平均株価は前営業日比23円55銭安の2万1964円74銭と小幅反落。前場の東証1部の売買高概算は6億4416万株、売買代金概算は1兆1133億5000万円。値上がり銘柄数は1204、対して値下がり銘柄数は815、変わらずは130銘柄だった。
きょう前場の東京市場は、利益確定売りに押された。14日にサウジアラビアの石油施設が無人機の攻撃を受けたことで、WTI原油先物価格が8ドルを超える記録的な高騰をみせた。中東の地政学が強く懸念されるなか、リスク回避ムードが強まった。ただ、下値抵抗力を発揮し日経平均の下げ幅は小さい。外国為替市場では1ドル=108円台前半で推移するなど円高に振れていない点も投資家心理にプラスに働いている。
個別ではトヨタ自動車<7203>が堅調、任天堂<7974>も買い優勢。スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>も高い。コロプラ<3668>がストップ高、国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>なども値を飛ばした。半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、SMC<6273>が売られ、JAL<9201>も下落した。ヤーマン<6630>が急落、エイチーム<3662>も大幅安。エニグモ<3665>も値を下げた。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)