東京株式(大引け)=40円安、利益確定売りで11日ぶり反落

市況
2019年9月18日 15時47分

18日の東京株式市場は方向感が定まらず、狭いレンジの往来に終始。後場は前日終値を下回る水準でもみ合い、結局マイナス圏で大引けを迎えた。

大引けの日経平均株価は前営業日比40円61銭安の2万1960円71銭と11日ぶり反落。東証1部の売買高概算は12億2105万株、売買代金概算は2兆2374億1000万円。値上がり銘柄数は602、値下がり銘柄数は1466、変わらずは82銘柄だった。

きょうの東京市場は、日経平均が久々にマイナス圏で引けた。前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が堅調だったが、前日まで10日続伸していた日経平均は利益確定売り圧力が意識される展開を余儀なくされた。FOMCの結果とパウエルFRB議長の記者会見を前に、これを見極めたいとの思惑が売り買いともに手控えさせ、寄り付きこそ若干高く始まったものの、その後は買いが続かなかった。原油先物価格の急反落を受け、前日とは打って変わり資源開発関連や石油株が値を下げ、銀行や保険など金融セクターも冴えない動きとなった。一方、原油価格下落で収益メリットが生じる電力株は総じて堅調。もっとも全体相場は後場に軟化する銘柄が増え、値下がり銘柄数は東証1部上場銘柄の7割近くに達した。売買代金も2兆2000億円と減少傾向にある。

個別では、ソニー<6758>が軟調、村田製作所<6981>、東京エレクトロン<8035>も冴えない。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売りに押された。KLab<3656>が急落、ブレインパッド<3655>も大きく値を下げた。enish<3667>、エニグモ<3665>が大幅安、アイフル<8515>、フリービット<3843>も下落した。

半面、任天堂<7974>の上値追いが続き、ファーストリテイリング<9983>も上昇。コロプラ<3668>も買われた。SMC<6273>の上げも目立つ。クワザワ<8104>がストップ高に買われ、ソフトブレーン<4779>も急騰。アトラエ<6194>、GMOペイメントゲートウェイ<3769>、サニックス<4651>などが値を飛ばした。ネットマーケティング<6175>、エムアップ<3661>なども水準を切り上げた。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.