NY株式:NYダウ36ドル高、FRB会見後に上昇に転じる

市況
2019年9月19日 7時00分

米国株式相場はまちまち。ダウ平均は36.28ドル高の27147.08、ナスダックは8.62ポイント安の8177.39で取引を終了した。朝方は、FOMC(連邦公開市場員会)発表を午後に控えて小動きとなった。注目のFOMCでは大方の予想通り、政策金利が引き下げられたものの、連銀高官の間で利下げへの意見が分かれたことが明らかとなり、次回利下げへの懐疑的な見方から発表後に下落。その後は引けにかけて下げ幅を縮小した。セクター別では、銀行やテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で運輸や電気通信サービスが下落した。

運輸・宅配のフェデックス(FDX)は、決算内容が予想を下振れたほか、業績見通しを下方修正し大幅下落。ストリーミング端末のロク(ROKU)は、SNSのフェイスブック(FB)やメディア・通信のコムキャスト(CMCSA)が競合となる新サービスを相次ぎ発表し急落。グラフィックソフトのアドビ・システムズ(ADBE)は、軟調な業績見通しが嫌気され軟調推移。一方で、FOMC発表を受けて米長期金利の下落が一服し、ウェルズ・ファーゴ(WFC)やJPモルガン(JPM)などの金融各社が買われた。

トランプ大統領は、対イラン制裁の大幅強化を財務省に指示したことから、同国との関係悪化が株式相場への重しとなりそうだ。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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