話題株ピックアップ【昼刊】:インフォMT、SCSK、ユニゾHD

注目
2019年9月19日 11時41分

■学研ホールディングス <9470>  5,530円  +190 円 (+3.6%)  11:30現在

学研ホールディングス<9470>が続伸している。18日の取引終了後に株主優待制度の拡充を発表しており、これが好材料視されている。前期に実施した長期保有優待をを制度化し、3単元(300株)以上を3年以上継続保有する株主に対して、長期保有優待品を同梱して贈呈するとしている。

■インフォマート <2492>  1,673円  +57 円 (+3.5%)  11:30現在

インフォマート<2492>が反発している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「2021年12月期の連結営業利益を18年12月期に比べ3割増の30億円に引き上げる計画だ」と報じられており、成長力への期待から買いが入っているようだ。記事によると、働き方改革や人手不足の深刻化を背景にした企業の業務効率化の需要を取り込み、主力の食材の受発注サービスで利用を伸ばすほか、請求書の発行サービスでも顧客網を広げるとしている。

■NECネッツエスアイ <1973>  3,015円  +96 円 (+3.3%)  11:30現在

NECネッツエスアイ<1973>が6日続伸し連日の年初来高値更新となっている。午前10時ごろ、日本におけるサーモン養殖の第一人者で陸上養殖大手の林養魚場(福島県西郷村)とパートナーシップを結び、ICT/デジタル技術を活用した陸上養殖事業に参入すると発表しており、これが好感されている。今回のパートナーシップにより、両社は合弁でネッツフォレスト陸上養殖を設立し、陸上養殖の高度化を実現するほか、陸上養殖により安全で高品質なサーモンを通年で生産するNESIC陸上養殖を設立した。デジタル技術で養殖水産業界のイノベーションを実現するとともに、その仕組みをグローバルにフランチャイズ展開することで、養殖水産業に対する新規参入を促し、海洋環境の保全と食糧問題という世界的な社会課題の解決にも貢献するとしている。

■SCSK <9719>  5,250円  +160 円 (+3.1%)  11:30現在

SCSK<9719>と日鉄ソリューションズ<2327>がともに上昇し、年初来高値に接近している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「SCSKの2019年4~9月期は連結営業利益が前年同期比19%増の190億円程度、日鉄ソリューションズ(NSSOL)は33%増の150億円程度だったようだ」と報じられており、ともに従来予想を上回り、上期として過去最高となる見込みであるとの観測が好材料視されている。記事によると、企業の旺盛なIT投資を受けて、製造業向けを中心にシステム開発が伸びているという。また、開発案件の受注が高水準となったことで、エンジニアの稼働率が高まったほか、開発手法を標準化するなど生産性が改善されたことも利益に寄与したとしている。

■ユニゾホールディングス <3258>  4,220円  +95 円 (+2.3%)  11:30現在

ユニゾホールディングス<3258>が4日ぶりに反発。米投資ファンド、エリオット・インターナショナルの保有株比率が10.95%(従来9.90%)に上昇したことが18日に提出された報告書で判明した。市場では一段の買い増しを含め今後の展開への関心が高まっている。ユニゾHDに対しては、フォートレス・インベストメント・グループがTOB(株式公開買い付け)を実施している。

■ラクス <3923>  3,155円  +65 円 (+2.1%)  11:30現在

ラクス<3923>が6日続伸している。18日の取引終了後、100%子会社ラクスパートナーズが、ITエンジニアの転職を支援する人材紹介事業「RPエージェント」を開始したと発表しており、これが好感されている。同事業は、企業のニーズにマッチしたITエンジニアを紹介するITエンジニア特化型転職エージェントサービス。ラクスグループの派遣事業における企業ニーズとITエンジニアのスキルをマッチングしてきた実績と、ITエンジニアへのキャリアサポート力を生かすことで、IT業界の人材不足解消に取り組むとしている。

■クラレ <3405>  1,378円  +22 円 (+1.6%)  11:30現在

クラレ<3405>が続伸している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「クラレは生分解性プラスチック事業の売上高を2026年に19年見通し比5倍の1億ドル(約108億円)に引き上げる計画だ」と報じられており、これが好材料視されている。記事によると、現在は豪州でフィルム状に加工し、食肉包装向けに販売しているが、20年に米国で新たに生産設備が稼働し、米国の食品向け包装材大手シールドエアーに供給することから拡大するもよう。また、26年までに欧州に広げることも検討するとしている。

■菱洋エレクトロ <8068>  1,873円  +27 円 (+1.5%)  11:30現在

菱洋エレクトロ<8068>は反発。18日の取引終了後、アイリスオーヤマ(仙台市青葉区)が9月27日に発売するLED照明「音声操作シーリングライト」に、菱洋エレクが技術協力をした音声認識技術が採用されたと発表しており、これが好感されている。今回、アイリスオーヤマが発売する「音声操作シーリングライト」は、無線LAN環境やスマートスピーカー、専用アプリが必要なく、設置してすぐに音声操作ができる家庭用LED照明。高性能の音声認識AIとマイクを照明器具本体に内蔵することで、スマートスピーカー使用時と比較して、認識から点灯までの反応速度が1秒未満と短く、誰でもストレスなく簡単に操作ができるとしており、オフライン環境で音声操作ができる家庭用LED照明としては、業界初の販売となるという。

■富士フイルム <4901>  4,833円  +52 円 (+1.1%)  11:30現在

富士フイルムホールディングス<4901>が反発している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「2020年代半ばにヘルスケア事業の売上高を20年3月期見通しの約2倍にあたる1兆円に伸ばす計画だ」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、市場の拡大が見込まれるバイオ医薬品の開発製造受託(CDMO)で受注を増やすほか、医療機器や病院向けITシステムにも注力することで、新たな稼ぎ頭に育てる方針だという。

■三菱UFJ <8306>  568.9円  +2.9 円 (+0.5%)  11:30現在

メガバンクが高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>がそろって反発している。米連邦公開市場委員会(FOMC)では、市場予想通り0.25%の利下げが発表された。ただ、同時に発表された政策金利見通しを受け、米追加利下げ観測が後退した。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が会見で柔軟な姿勢を示したことからNYダウは上昇したものの、今回のFOMCはややタカ派的だったとの見方から金利上昇観測が出ている。これを受け、メガバンクは買いが優勢となっている。きょうは日銀金融政策決定会合も予定されており、その結果も注目されている。

■ティーケーピー <3479>  4,770円  -180 円 (-3.6%)  11:30現在

ティーケーピー<3479>は反落。18日取引終了後、公募増資と売り出しを発表したことから1株当たり利益の希薄化や株式需給の悪化が警戒されている。428万2700株の公募と50万株の株式売り出し、それに上限71万7300株のオーバーアロットメントによる売り出しを実施する。公募に伴う調達資金は約243億1100万円で、A種優先株の取得資金や短期借入金の返済などに充てる。発行済み株式数は最大で約15%増える見込み。発行・売出価格は9月30日から10月3日のいずれかの日に決定する。

■日本アジア投資 <8518>  284円  +37 円 (+15.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ

18日に発表した「投資先がマイクロ波マンモグラフィ」が買い材料。

投資先のインテグラル・ジオメトリ・サイエンスが世界初となるマイクロ波マンモグラフィのプロトタイプ機を開発。

■サムライJP <4764>  163円  +16 円 (+10.9%)  11:30現在

SAMURAI&J PARTNERS<4764>が出来高増勢のなか急反騰。同社は情報システムを主力とするソフト開発を手掛けているほか、金融・投資事業などにも多角化を図っている。18日取引終了後、事業者向けファイナンス事業を展開するビー・アイ・ジー・キャピタル(大分市)とJトラスト<8508>傘下の日本保証(東京都・港区)の3社で、クラウドファンディングを活用した地方企業の資金調達支援を目的とする業務提携を同日に決議したと発表。これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけた。

■曙ブレーキ工業 <7238>  188円  +16 円 (+9.3%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位

曙ブレーキ工業<7238>が急反騰。18日の取引終了後、事業再生ADR手続きの成立を発表しており、これが好感されている。債権者である全ての取引金融機関から事業再生計画について同意が得られたとしており、銀行団は借入金の約半分に相当する560億円の債権放棄に応じたという。

■ダイセキS <1712>  704円  +53 円 (+8.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位

ダイセキ環境ソリューション <1712> が高い。18日大引け後、20年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の3.8億円→6.7億円に76.2%上方修正したことが買い材料視された。土壌汚染処理事業で難処理物案件や工事処理一括案件といった高付加価値案件の獲得に加え、リサイクルセンターの稼働率向上や原価低減に注力し、採算が大幅に改善した。上期増額分を下回る形で、通期の同利益も従来予想の9.1億円→10.7億円に17.6%上方修正。増益率が0.7%増→18.4%増に拡大する見通しとなった。

●ストップ高銘柄

ストリーム <3071>  117円  +30 円 (+34.5%) ストップ高   11:30現在

以上、1銘柄

●ストップ安銘柄

インタートレード <3747>  1,065円  -300 円 (-22.0%) ストップ安   11:30現在

以上、1銘柄

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