<注目銘柄>=日清食HD、時代とともに進化する実力評価へ

材料
2019年10月4日 10時06分

日清食品ホールディングス<2897>は高値圏にあるが、7000円近辺は押し目買い好機といえる。国内消費税率の引き上げで節約志向が高まるなか、カロリーや糖質を小容量にするなど健康に配慮した製品でニーズを捉えている。更に、米州地域や中国などでの展開も注目される。中期的に乳酸菌商品や培養肉など先端技術分野にも注力していることから、健康食を担う進化するフードテック企業として評価される余地が大きい。

同社は即席麺のパイオニアとして位置付けられる。20年3月期営業利益は前期比27.7%増の370億円と2期ぶりに過去最高の営業利益更新を見込んでいる。国内において価格改定が浸透し収益基盤の安定化を図る一方、中国における安定的な成長が継続することで利益増に貢献する見込み。足もとメキシコやブラジルで「U.F.O.」や袋麺などが好調であることに加え、値上げ効果も寄与し上期業績の上振れも意識される。

信用倍率は0.31倍と売り長であり、株式需給面からも上値が軽い。(れい)

出所:MINKABU PRESS

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