話題株ピックアップ【昼刊】:アイスタイル、東エレク、コロプラ

注目
2019年10月4日 11時40分

■アイスタイル <3660>  735円  +19 円 (+2.7%)  11:30現在

アイスタイル<3660>が6日ぶりに反発している。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「子会社で化粧品のセレクトショップ『アットコスメストア』を運営するコスメネクスト(東京・港)は、年内に東京・原宿に開く旗艦店に動画配信スタジオやイベントホールを設ける」と報じられており、これを好材料視した買いが入っている。記事によると、ギャップジャパン(東京都渋谷区)が5月に閉めた、JR原宿駅前の大型店の跡地に設置するという。動画配信やインフルエンサーとの交流など多様な体験ができる店舗にする予定で、オンラインと実店舗などの情報共有にも力を入れ、旗艦店での顧客の体験をオンラインや別店舗で生かせる仕組み作りを進めるとしている。

■平和不動産 <8803>  2,579円  +30 円 (+1.2%)  11:30現在

平和不動産<8803>はしっかり。3日の取引終了後、日本資産運用基盤グループ(東京都中央区)と新興・外資系金融事業者の支援で業務提携を行うことで基本合意したと発表しており、これが好感されている。今回の提携は、新たに金融事業に参入する新興金融事業者や、海外から日本に進出する資産運用会社などに対して、オフィス提供から金融商品取引業登録のサポート、コンプライアンス業務をはじめとするミドルバックオフィス業務の外部受託サービスの提供など、事業の立ち上げや運営を総合的かつ効率的にサポートするのが狙い。両社では今回のパートナーシップを通じて、金融ビジネスエコシステムの更なる活性化に注力するとしている。

■東京エレクトロン <8035>  21,045円  +190 円 (+0.9%)  11:30現在

東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連株が買い優勢の展開。前日の米国株市場では米ISM非製造業景況感指数が予想を大きく下回る結果となったことで米景気減速への警戒感が一段と強まったが、FRBによる追加利下げ期待を足掛かりに買い戻された。そのなか、半導体関連株も買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も3日ぶり反発に転じている。東京市場も足もとはこの流れを受け、半導体関連に対するセンチメントが改善する格好となっている。

■幸楽苑ホールディングス <7554>  2,166円  -171 円 (-7.3%)  11:30現在  東証1部 下落率2位

幸楽苑ホールディングス<7554>が大幅続落している。3日の取引終了後に発表した9月度の売上速報で、既存店売上高が前年同月比4.1%減と12カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気されている。前年に比べて土曜日が1日少ないことに加えて、前年は「創業祭」を初めて開催したインパクトが大きく客数が大きく増加したが、今年は台風15号の影響で客数が同5.8%減と減少したことが要因としている。

■コロプラ <3668>  1,615円  -66 円 (-3.9%)  11:30現在

3日、東証と日証金がコロプラ <3668> について4日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化すると発表したことが売り材料視された。東証は委託保証金率を現行の50%以上(うち現金を20%以上)→70%以上(うち現金を40%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の50%(うち現金を20%)→70%(うち現金を40%)とする。信用規制強化による人気離散を警戒した売りが向かった。

■不二越 <6474>  4,445円  -170 円 (-3.7%)  11:30現在

不二越<6474>が3日続落している。3日の取引終了後、19年11月期の連結業績予想について、売上高を2600億円から2500億円(前期比0.9%減)へ、営業利益を170億円から135億円(同11.8%減)へ、純利益を105億円から81億円(同9.4%減)へ下方修正したことが嫌気されている。米中通商問題の影響などで中国を中心に海外向け販売が減少していることに加えて、国内向けでも産業機械分野などで需要が低減していることが要因という。また、為替が想定よりも円高に推移していることも響くとしている。なお、同時に発表した第3四半期累計(18年12月~19年8月)決算は、売上高1872億9700万円(前年同期比0.3%減)、営業利益106億1600万円(同13.0%減)、純利益63億900万円(同12.5%減)だった。

■三菱UFJ <8306>  537.2円  -4.7 円 (-0.9%)  11:30現在

メガバンクが安い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>と三井住友フィナンシャルグループ<8316>が3日続落と軟調に推移しているほか、みずほフィナンシャルグループ<8411>も続落している。米国の景気減速懸念が強まるなか、10月米連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利下げ観測が浮上。米長期金利が低下し3日の米株式市場ではJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株が下落した。これを受け、この日の東京市場でも、金利低下による利ザヤ縮小懸念から大手銀行株には売りが先行する展開となっている。

■国際石油開発帝石 <1605>  934円  -5.5 円 (-0.6%)  11:30現在

国際石油開発帝石<1605>は5日続落と下値模索を余儀なくされている。世界景気減速に対する警戒感を背景に原油市況の下落が止まらない。前日のWTI原油先物価格は19セント安の1バレル=52ドル45セントまで水準を切り下げた。これで8日続落となり8月7日以来、約2カ月ぶりの安値圏に沈んでいる。資源開発関連で原油価格と株価連動性の高い同社株も見切り売りを誘発している。

■日本エンタープライズ <4829>  284円  +56 円 (+24.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ

日本エンタープライズ<4829>が急反発し、年初来高値を更新した。同社は3日、トヨタ自動車<7203>などが出資するMONET Technologies(モネ・テクノロジーズ)が設立した、モビリティイノベーションの実現に向けた企業間の連携を推進する「MONETコンソーシアム」に参画したと発表。今後の展開などが期待されているようだ。同社は参画目的として、渋滞情報など交通情報を提供するほか、自動運転の実証実験を行う自社グループが、業界・業種を問わず多くの事業者と連携することで、Maas(モビリティ・アズ・ア・サービス)に関連した新たな価値創造や事業領域の拡大を目指すためとしている。また同日には、トラディション日本(東京都港区)との報酬を巡る訴訟について、和解が成立したことも明らかにしている。

■レイ <4317>  641円  +100 円 (+18.5%) ストップ高買い気配   11:30現在

レイ <4317> [JQ]がストップ高買い気配。3日大引け後、20年2月期上期(3-8月)の連結経常利益を従来予想の1.5億円→5.4億円に3.6倍上方修正したことが買い材料視された。映像機器レンタル部門の受注が改善したほか、第3四半期に売上計上を予定していた案件の一部前倒しも収益を押し上げた。適正利益の確保やコスト管理の徹底、経費削減に注力したことも上振れに貢献した。併せて、通期の同利益を従来予想の6.5億円→9.5億円に46.2%上方修正。従来の26.3%%減益予想から一転して7.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

■霞ヶ関キャピタル <3498>  3,280円  +500 円 (+18.0%) ストップ高   11:30現在

霞ヶ関キャピタル <3498> [東証M]がストップ高。3日大引け後、19年8月期の連結経常利益を従来予想の5.1億円→6.3億円に24.2%上方修正。増益率が49.7%増→86.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。太陽光発電案件を開発段階で売却した影響で売上高は計画を大幅に下回ったものの、開発原価が減少し、営業利益は上振れ着地した。不動産を保有しない開発コンサルティングスキームを構築したことで、不動産開発に伴う資金調達が不要となり、金利負担が大幅に減少したことも利益を押し上げた。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の30円→40円(前の期は無配)に増額修正したことも好感された。

■レオクラン <7681>  4,820円  +700 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在

レオクラン<7681>が連日のストップ高。同社は医療器機の専門商社で2日に東証2部市場に新規上場(IPO)している。初値は公開価格(2700円)を8.1%上回る2920円だった。1日に新規上場したパワーソリューションズ<4450>の初値は公開価格に比べ2.6倍と急騰したことに比べ、レオクランには出遅れ感があるとの見方から買いが集まっている。きょうで上場3日目を迎えた同社の株価は足もとでは公開価格に比べ80%近く上昇したが、値動きの軽い直近IPO銘柄として一段の上値追い期待も出ている。

■サイバネットシステム <4312>  720円  +50 円 (+7.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率2位

サイバネットシステム<4312>が大幅高で3日続伸している。3日の取引終了後、企業のイノベーション活動を早期に定着させるための企業内ナレッジサイト「Goldfireポータル」の販売を開始したと発表しており、これが好材料視されている。「Goldfireポータル」は、英IHSマークイット社が開発した、持続的なイノベーションの実現を支援する仕組みを提供するソリューション「IHS Goldfire」の販売・サポートで培ってきたノウハウをもとに、サイバネットが自社開発したナレッジサイト。「IHS Goldfire」活用に必要なナレッジや操作方法が豊富に盛り込まれており、効果的な技術調査方法を入手しやすくなることでアイデア発想を促し、日常的にイノベーションを起こす環境を提供するとしている。

■ジオスター <5282>  383円  +20 円 (+5.5%)  11:30現在

ジオスター<5282>が商いを伴い7連騰と異彩の上げ足。前日は全体相場が波乱展開で値を下げるなか逆行高をみせたが、きょうも投資資金の攻勢が続いている。株価は2017年3月以降の2年半にわたる長期下落トレンドから脱却した格好となっている。今月もしくは11月に補正予算の編成が期待されるが、国土強靱化をテーマに公共投資拡大への思惑が強まっている。同社はトンネルの内壁材であるセグメントでトップシェアを有するほか、共同溝向け土木製品でも高い競争力を持ち、同関連最右翼として人気化している。PBRは依然として0.6倍と割安感が強い。

●ストップ高銘柄

アマガサ <3070>  523円  +80 円 (+18.1%) ストップ高   11:30現在

など、4銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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