ステムリムが4日続伸、国内大手証券が「1」でカバレッジ開始
ステムリム<4599>は4日続伸。SMBC日興証券は7日付で同社株を投資評価「1」、目標株価1400円でそれぞれカバレッジを開始した。8月に東証マザーズに上場した同社は大阪大学発のバイオベンチャーで、「再生療法」の新規治療概念となる「再生誘導医薬」の開発を手掛ける。これまでの外因性幹細胞療法と比べ、安全性・有効性・コスト面で優れていることから、再生療法市場全体を奪還していく潜在性を有するとしている。
同社が14年に再生誘導医薬のHMGB1ペプチドに関するライセンス契約を塩野義製薬<4507>と締結しており、現在では急性期脳梗塞を対象としたフェーズ2試験を今年4月から開始したというステータスにある。同証券では、この塩野義とのライセンス契約では、HMGB1というパイプラインの全ての適応疾患での商業化権利を導出しているものであることから、今後、虚血性心疾患、肝硬変、腎線維症など更なる適応拡大も期待できるとみている。
最終更新日:2019年10月08日 10時39分