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2019年10月11日 5時30分
注目

前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

■創通 <3711>  2,268円 (+400円、+21.4%) ストップ高

創通 <3711> [JQ]がストップ高。バンダイナムコホールディングス <7832> が9日の取引終了後、持ち分法適用関連会社である同社の完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表したことを受けて、TOB価格3100円にサヤ寄せする格好となった。バンナムHDは現在、創通株式の22.79%を所有しているが、完全子会社化することで「機動戦士ガンダム」シリーズのIPとしての価値の最大化や新規IPの創出強化を図るのが狙い。買付予定数は1131万4255株(下限721万株・上限設定なし)で、買付期間は10月10日から11月25日まで。TOB成立後、創通は所定の手続きを経て上場廃止となる予定。また、これを受けて東京証券取引所は、創通株式を10月9日付で監理銘柄(確認中)に指定している。

■日本興業 <5279>  870円 (+150円、+20.8%) ストップ高

日本興業 <5279> [JQ]がストップ高。大型で猛烈な台風19号が12日から13日にかけ、暴風域を伴って西日本から北日本にかけて接近する見込みであることから、イトーヨーギョー <5287> [東証2]など関連銘柄の一角に買いが集中しているが、同社も電線地中化などに利用されるボックスカルバートや、雨水貯留槽などを手掛けていることから、関連銘柄として物色が波及しているもようだ。

■北電工 <6989>  1,131円 (+101円、+9.8%)

東証1部の上昇率2位。北陸電気工業 <6989> が急伸し年初来高値を更新した。10日付の北日本新聞で「湿度を超高速で感知するセンサーを開発した」と報じられており、これが好材料視された。記事によると、応答時間は従来品の約10倍も速くなるとしており、幅広い分野での利用が見込まれている。

■西芝電 <6591>  172円 (+15円、+9.6%)

西芝電機 <6591> [東証2]が続急伸。大型で猛烈な台風19号が12日から13日にかけ、暴風域を伴って西日本から北日本に接近する可能性が高まっているが、先月に関東地方を直撃した台風15号で千葉県を中心に大規模停電が発生したことから、非常用の自家発電システムを手掛ける同社にも思惑的な物色が波及しているようだ。

■イオンファン <4343>  3,160円 (+238円、+8.2%)

東証1部の上昇率3位。イオンファンタジー <4343> が続急伸。同社が9日発表した第2四半期累計(3-8月)の連結営業利益は前年同期比0.1%増の28億5200万円だった。国内事業が好調に推移しており、収益を押し上げた。20年2月通期の同利益は前期比16.1%増の54億円の見込み。市場予想の55億円前後には若干届かないが、アナリストからは今回の中間決算は「ポジティブ」と評価する見方が出ている。8月以降の既存店売上高の回復などを考慮すれば、会社計画の達成は可能とみられており、今期の連結営業利益は56億円前後へ増額修正されるとの予想が出ている。

■ウエルシア <3141>  5,940円 (+390円、+7.0%)

東証1部の上昇率5位。ウエルシアホールディングス <3141> が続急伸で年初来高値を更新した。同社はイオン系のドラッグストア業界大手で食品に重点を置いた販売戦略で成功しており、足もとはM&Aの活用や調剤事業の好調により業績拡大を牽引している。9日取引終了後、20年2月期の第2四半期(3-8月)連結決算を発表。売上高は4274億5600万円(前年同期比10.3%増)、営業利益は183億8800万円(同22.4%増)、最終利益は118億5800万円(同19.8%増)と高水準の伸びを示しており、これを評価する形で買いが流入した。

■イオン <8267>  2,118円 (+135円、+6.8%)

東証1部の上昇率6位。イオン <8267> が急反発。9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3-8月)連結決算は、売上高4兆2902億1500万円(前年同期比0.6%増)、営業利益863億2600万円(同3.9%減)、純利益37億9100万円(同64.1%減)となったものの、子会社イオンディライト <9787> で発生した不適切会計の関連費用などの影響を除いたベースでは営業利益は同12.3%増となっており、これが好感された。消費マインドの冷え込みや7月の記録的な低温などの影響で、GMS(総合スーパー)事業やSM(スーパーマーケット)事業は落ち込んだものの、ヘルス&ウエルネス事業、総合金融事業、ディベロッパー事業や業績回復が続く国際事業が増益となり、業績を牽引した。なお、20年2月期通期業績予想は、売上高8兆6000億円(前期比1.0%増)、営業利益2300億円(同8.4%増)、純利益250億円(同5.8%増)の従来見通しを据え置いている。

■レアジョブ <6096>  2,507円 (+147円、+6.2%) 一時ストップ高

オンライン英会話大手のレアジョブ <6096> [東証M]が急反発、年初来高値を更新した。同社は10日、JR東日本 <9020> が全社員を対象とした英語研修プログラムに、「レアジョブ英会話 法人向けサービス」が採用されたことを明らかにした。既に1日から利用されており、これが材料視されたようだ。

■サイジニア <6031>  1,192円 (+68円、+6.1%)

サイジニア <6031> [東証M]が急反発。同社は10日、スニーカーなどを販売するニューバランスジャパン(東京都千代田区)が運営する公式オンラインストアに、ビジュアルAIレコメンデーションツール「デクワス.VISION」の提供を開始したと発表。これが材料視されているようだ。「デクワス.VISION」は、人工知能(AI)によってユーザーが閲覧中の商品とイメージが近い商品を探し出して提案するレコメンデーションサービス。多くの商品の中から欲しい商品にたどり着きやすく、ショッピングを効率化することができる。

■ダイニチ工業 <5951>  684円 (+34円、+5.2%)

東証1部の上昇率8位。ダイニチ工業 <5951> が大幅3日続伸。10日午前11時ごろ、京セラ <6971> から「燃料電池ユニット(貯湯タンク内蔵)」の製造を受託し、10月に生産を開始したと発表しており、これが好材料視した買いが入った。同製品は、発電効率の高い固体酸化物形燃料電池(SOFC)を採用。定格発電出力が400ワットで高い省エネ性を保持しながら、主要部品を小型化することで設置が容易になったことが特徴という。京セラブランドとして東京ガス <9531> に供給し、東京ガスはパーパス(静岡県富士市)製の「熱源機」を組み合わせて10月30日に販売を開始する予定となっている。なおダイニチ工業では、20年3月期業績に与える影響は現在精査中としている。

■ローソン <2651>  5,750円 (+240円、+4.4%)

ローソン <2651> が3日ぶりに大幅反発。同社が9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3-8月)の連結営業利益は前年同期比6.6%増の367億6300万円だった。コンビニエンスストア事業が堅調だったほか、傘下の高級スーパー成城石井や映画館のユナイテッド・シネマを含むエンターテインメント事業なども伸びた。子会社の好調を背景として、7日に第2四半期の業績増額修正を発表しているが、10日は下期以降の業績の堅調な伸びを期待する買いが入った様子だ。

■イントランス <3237>  129円 (+5円、+4.0%)

イントランス <3237> [東証M]が大幅高で4日ぶりに反発。9日の取引終了後、同社ブランドの宿泊施設の運営を行う新会社「イントランスホテルズアンドリゾーツ」を10月中旬に設立すると発表しており、これが好感された。新会社設立は、既存の運営会社では対応が難しい、中国人の多様化したニーズにマッチした宿泊施設の運営を行うことで、他事業者との差別化を図るのが狙い。また、宿泊施設への投資に関わるサポートをワンストップで提供できる強みを生かして、宿泊施設の開発サポート、運営管理のコンサルティングサービス、送客プロモーションなどの提供も行い、宿泊施設の所有時だけではなく、売却後も収益機会を得ることが可能になるとしている。なお、20年3月期業績への影響はないとしている。

■花王 <4452>  8,397円 (+207円、+2.5%)

花王 <4452> が3日続伸、9月26日につけた戻り高値8299円を払拭し約2ヵ月半ぶりに8300円台に乗せてきた。全体相場は米中摩擦問題を背景に輸出セクター中心に上値の重い展開を強いられているが、同社株は軌道を異にした値運びをみせている。19年12月期営業利益は前期比8%増の2250億円予想と増益基調が続く見込み。ESG(環境・社会・企業統治)に具体的な数値目標を入れた経営計画を開示しており、市場では機関投資家など法人筋の継続的な買いを指摘する声もある。

■コメダ <3543>  2,083円 (+50円、+2.5%)

コメダホールディングス <3543> が3日ぶりに反発。9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3-8月)連結決算が、売上高153億2800万円(前年同期比3.2%増)、営業利益39億3200万円(同6.4%増)、純利益26億5800万円(同6.4%増)と増収増益だったことが好感された。会計方法の変更に伴う影響で減収となったものの、「コメダ珈琲店」を東日本及び西日本エリアを中心に国内外で23店舗を出店した効果で、売上高が実質10.1%増となったことが牽引した。なお、20年2月期通期業績予想は、売上高306億3800万円(前期比1.0%増)、営業利益78億6900万円(同4.0%増)、純利益53億1300万円(同3.8%増)の従来見通しを据え置いている。

■ハピネット <7552>  1,342円 (+32円、+2.4%)

ハピネット <7552> が反発。9日の取引終了後、模型玩具卸のイリサワ(東京都台東区)の全株式を取得し子会社化すると発表しており、これが好材料視された。今回の子会社化は、模型玩具卸売事業へ参入するのが狙い。両社の流通網を生かすことで得意先との強固な関係の構築を図るほか、多くのメーカーとの連携強化を図るとしている。なお、20年3月期業績への影響は軽微としている。

■アドバンテスト <6857>  5,050円 (+110円、+2.2%)

アドバンテスト <6857> 、信越化学工業 <4063> など半導体関連の一角が堅調。9日の米国株市場ではNYダウなど主要指数が反発するなか、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も切り返しに転じた。半導体市況は在庫調整の進展から底入れ期待が強まっており、10日は全般地合い悪のなかも半導体テスター大手のアドバンテや半導体ウエハーのトップメーカーである信越化などに買いが向かった。

■日電硝 <5214>  2,354円 (+46円、+2.0%)

日本電気硝子 <5214> が反発。10日午後1時ごろ、AR(拡張現実)やMR(複合現実)対応のスマートグラス用に、世界最高の屈折率と内部透過率を備えた新しい基板ガラスの開発に成功したと発表しており、これが好材料視された。今回、同社が新たに開発したガラスは、スマートグラス用基板ガラスとして世界最高の屈折率2.0と内部透過率98%を実現したのが特徴。これにより視野角が拡大、より明るい映像表示が可能になったという。

■マネフォド <3994>  3,470円 (+65円、+1.9%)

マネーフォワード <3994> [東証M]が3日続伸。同社は10日、東京海上ホールディングス <8766> 傘下の東京海上日動火災保険、及び東京海上日動あんしん生命保険とこのほど、お金の見える化サービス「マネーフォワード ME」のAPI連携を開始したことを明らかにした。これにより、両保険加入者は専用ページに登録していれば、自分が加入している保険内容を「マネーフォワード ME」上で確認することができ、保険と家計の一元管理が可能になる。

■旭化成 <3407>  1,125円 (+19.5円、+1.8%)

スウェーデン王立アカデミーが9日、2019年のノーベル化学賞を旭化成 <3407> の吉野彰名誉フェローらに授与すると発表、これを受けて同社株をはじめ、リチウムイオン電池関連に位置付けられる銘柄群に物色の矛先が向かった。2次電池製造大手のジーエス・ユアサ コーポレーション <6674> や古河電池 <6937> が買われ、正極材メーカーである田中化学研究所 <4080> [JQ]、戸田工業 <4100> 、新日本電工 <5563> 、日本化学産業 <4094> [東証2]なども買いを集めた。負極材では昭和電工 <4004> や日本カーボン <5302> 、電解液を手掛けるステラケミファ <4109> や関東電化工業 <4047> なども上昇している。

※10日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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