村田製が6日続伸、大阪府大と細菌検査を効率化する「ポータブル光濃縮システム」を開発
村田製作所<6981>が6日続伸している。この日の午前中、大阪府立大学LAC-SYS研究所と共同で、LAC-SYS研究所の「光濃縮技術」をスマートフォンサイズ(長さ10×幅6×厚み2センチメートル)の筐体に実装した「ポータブル光濃縮システム」を開発したと発表しており、これが好材料視されている。
同製品は、同社の小型化技術とLAC-SYS研究所が有する光濃縮技術を活用し、細菌検査の測定時間を大幅に短縮し、容易に持ち運び可能なサイズを実現した点が特徴。現在、病院や分析センターで数週間の分析期間を要している細菌検査などを迅速化するだけではなく、携帯性を生かして空港や駅などの公共エリアにおける細菌・ウイルスなどのバイオテロの未然防止など、さまざまなシーンで活用できるとしている。