エルテス---2Q2ケタ増収・大幅増益、デジタルリスク事業が好調に推移し業績予想の上方修正も発表

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2019年10月15日 15時37分

エルテス<3967>は11日、2020年2月期第2四半期(19年3月-8月)連結決算を発表した。従業員による不適切動画が大きな注目を集めたことや積極的な広告宣伝活動の実施により企業認知度が向上したことが追い風となり、受注が好調であったことから、売上高は前年同期比14.1%増の9.42億円となった。また、前述の売上高の好調要因に加え、サービス提供におけるコスト削減努力等により、営業利益は同437.7%増の1.40億円、経常利益は同417.0%増の1.31億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は0.86億円(前年同期は0.21億円の損失)となった。

デジタルリスク事業の売上高は前年同期比10.7%増の9.10億円、セグメント利益は同25.9%増の3.53億円となった。Web上の様々なソーシャルメディアに起因するリスクに関連するサービスは、多様化するリスクを背景に契約数を増やし、それらに対応した分析ノウハウを蓄積することで競争力強化を図った。また、AIシステムを用いたリスク検知精度の向上と共に、サービスのクラウド化を推進し、業務効率のさらなる向上を推進した。企業内のログデータ等多種多様なデータを統合的に分析する内部脅威検知サービスは、販売代理店と連携しながら広くマーケットにアプローチした。スポット的な調査案件から、継続的なサービス導入への移行が進んでいる。

その他事業の売上高は前年同期比916.6%増の0.34億円、セグメント損失は0.18億円(前年同期は0.41億円の損失)となった。新規サービスの企画・開発を進め、一部サービス提供を行っている。また、顧客と共に情報共有技術「UXP」を活用した実証実験に取り組んでいる。

2020年2月期通期については、同日、業績予想の上方修正を発表した。当第2四半期の実績や足元の状況を反映した上で、今後の成長のために行う人材採用の強化や広告宣伝活動、サービス開発のための費用等を勘案し、売上高は前期比8.7%増の18.00億円、営業利益は同284.9%増(前回予想比200.0%増)の1.50億円、経常利益は同325.9%増(同250.0%増)の1.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益は前回予想比350.0%増の0.90億円としている。

《SF》

提供:フィスコ

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