本日注目すべき【好決算】銘柄 プロパスト、ヨシムラHD、ワコム (15日大引け後 発表分)

注目
2019年10月16日 7時01分

15日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

プロパスト <3236> [JQ]  ★6-8月期(1Q)経常は4.1倍増益・通期計画を超過

◆20年5月期第1四半期(6-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比4.1倍の8億円に急拡大して着地。首都圏を中心とする小規模賃貸マンションの売却件数が増加したことが寄与。分譲開発事業とバリューアップ事業の収益拡大も大幅増益に貢献した。

通期計画の7億円をすでに15.3%も上回っており、業績上振れが期待される。

ヨシムラHD <2884>   ★上期経常は2.5倍増益で上振れ着地

◆20年2月期上期(3-8月)の連結経常利益は前年同期比2.5倍の5億円に急拡大し、従来予想の3.3億円を上回って着地。一部子会社で原材料価格などの高止まりが続いたものの、シンガポール水産品加工メーカーと鮎養殖会社の業績上積みなどが収益を押し上げた。

通期計画の6.6億円に対する進捗率は76.4%に達しており、業績上振れが期待される。

PCNET <3021> [東証2]  ★6-8月期(1Q)経常は3.3倍増益で着地

◆20年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比3.3倍の1.2億円に急拡大して着地。Windows7のサポート終了などを背景に、IT機器の導入や定額制のITサービス・レンタルの受注が伸びたことが寄与。観光業界向けイヤホンガイドの前倒し受注と大型化で、子会社ケンネットの収益が拡大したことも大幅増益に貢献した。

上期計画の1.4億円に対する進捗率は92.1%に達しており、業績上振れが期待される。

フジミインコ <5384>   ★上期経常を41%上方修正

◆20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の20.5億円→29億円に41.5%上方修正。減益率が32.9%減→5.1%減に縮小する見通しとなった。主力の半導体ウエハー用研磨剤で最先端向け製品の販売が想定より伸びたことが寄与。

大谷工業 <5939> [JQ]  ★上期経常を63%上方修正

◆20年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の1億2000万円→1億9500万円に62.5%上方修正。増益率が27.7%増→2.1倍に拡大する見通しとなった。電力会社送電鉄塔の経年劣化による建て替え需要が拡大するなか、鉄塔の受注が想定より伸びたことが寄与。建築関連向け建材の受注が増加したことも上振れに貢献した。

阪神燃 <6018> [東証2]  ★上期経常を2倍上方修正

◆20年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の4.2億円→8.4億円に2.0倍上方修正。増益率が1.7%増→2.0倍に拡大する見通しとなった。船舶向け部分品の販売が増加したことに加え、コスト削減を進めたことが上振れに貢献した。

ワコム <6727>   ★上期経常を57%上方修正

◆20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益を従来予想の15.9億円→25億円に56.6%上方修正。減益率が45.2%減→14.1%減に縮小する見通しとなった。スマートフォン向けペン・センサーシステムに対するメーカーからの需要が早期化したことが寄与。経費発生が遅れたことなども上振れの要因となった。

SOU <9270> [東証M]  ★今期経常は15%増益へ

◆19年8月期の連結経常利益は前の期比25.2%増の22.6億円で着地。続く20年8月期も前期比14.9%増の26億円に伸びる見通しとなった。今期は前期に出店したブランド品の買い取り店14店舗が通期寄与するうえ、10店超の新規出店を計画し、15.6%の大幅増収を見込む。

業績好調に伴い、従来未定としていた前期の期末一括配当を70円実施する。今期の年間配当は未定とした。

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