メディネットはしっかり、国立がん研究センターと共同研究契約を締結
メディネット<2370>はしっかり。15日の取引終了後、国立がん研究センターと、がん抗原たんぱく質の一つ、Heat Shock Protein105(HSP105)に関連した新たながん免疫療法の実用化に向けて、共同研究契約を締結したと発表したことが好感されている。
HSP105は、国立がん研究センター先端医療開発センター免疫療法開発分野長・中面哲也氏らが、膵がんの患者のがん細胞と血液を使ってがん抗原を同定するSEREX法を実施して同定したがん抗原で、胃がんや肝細胞がんを除いたほとんどのがんの細胞で過剰発現している腫瘍特異性が高い抗原。共同研究では、中面氏らが実施してきたHSP105に関する研究・ペプチドの第1相臨床試験の結果をもとに、より有効性の高いがん免疫療法の実用化を目指すとしている。なお、同件による20年9月期業績に与える影響は軽微としている。