話題株ピックアップ【昼刊】:ファストリ、大平金、ロゼッタ

注目
2019年10月18日 11時41分

■大平洋金属 <5541>  2,479円  +204 円 (+9.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率3位

大平洋金属<5541>が急反発している。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が17日付で、投資判断「オーバーウエート」目標株価3100円で新規にカバレッジを開始したことが好材料視されているようだ。同証券では、ニッケル価格の上昇に伴うマージン拡大の恩恵を享受できると評価。同社の株価と業績についてはニッケル価格、ニッケル鉱石価格、原油価格、為替の“4元連立方程式”とみており、足もとの環境はマージン拡大とエネルギーコスト安により、総じて追い風であると判断したという。

■ロゼッタ <6182>  3,530円  +135 円 (+4.0%)  11:30現在

ロゼッタ<6182>が3日ぶり大幅反発。株価は20年2月期第2四半期の決算発表を受け16日に700円安はストップ安に売られていたが、貸株調達による売りの仕掛けも高水準であったとみられ、その買い戻しが入った形。ただ信用買い残も高水準で、まだ足もとでは投げが出尽くした感触はなく、リバウンド一巡後は3500円近辺で強弱感が対立している。

■Gunosy <6047>  1,618円  +51 円 (+3.3%)  11:30現在

Gunosy<6047>が大幅高で5日続伸している。17日の取引終了後、インターネットテレビ局「AbemaTV」とパートナーシップを締結し、10月21日から情報キュレーションアプリ「グノシー」でコンテンツの一部を配信開始すると発表しており、これが好材料視されている。今回のパートナーシップ締結は、「グノシー」におけるライブ動画コンテンツの拡充を図るのが狙い。「AbemaTV」のダイジェストや見どころなどの番組コンテンツの一部を「グノシー」で配信するほか、「グノシー」内での「AbemaTV」番組表掲載や、「グノシー」にとどまることなくニュース配信アプリ「ニュースパス」や、女性向け情報アプリ「LUCRA(ルクラ)」内での配信などを順次行うとしている。

■ファーストリテイリング <9983>  69,690円  +1,430 円 (+2.1%)  11:30現在

ファーストリテイリング<9983>が6連騰、6万9000円台まで上値を伸ばし、7月16日ザラ場以来となる7万円大台復帰を視界に入れてきた。日経平均225採用銘柄のなかでも特に指数寄与度の高い値がさ株で、海外ヘッジファンドによる先物買いに絡み、裁定買いによる株価浮揚効果が働いている。きょう日経平均は2万2600円近くまで水準を切り上げているが、同社株は寄与度トップとなっている。

■市光工業 <7244>  828円  +11 円 (+1.4%)  11:30現在

市光工業<7244>が反発している。この日、10月24日から東京ビックサイト(東京都江東区)で開催される「東京モーターショー2019」に、CGを駆使したHDライティングのVR(仮想現実)を出展すると発表しており、これを好感した買いが入っている。「HDライティング」は、高輝度の光源と電子デバイスによってピクセル単位で光をコントロールし、高精密なヘッドライトの光によってドライバーの運転をサポートする技術。ロービーム領域では路面に線や記号、数字などを照射し、車幅を示すガイドラインやレストランなどのナビ情報をドライバーに知らせるほか、ハイビーム領域では照射パターンを高解像度化し、必要最小限に遮光することで、対向車、先行車への幻惑を防止しながらドライバーの視認性を同等に保つという。出展ブースでは、こうしたヘッドランプによる運転支援をVRで体験できるようになっているという。

■くら寿司 <2695>  4,480円  +55 円 (+1.2%)  11:30現在

くら寿司<2695>が3日ぶりに反発している。17日の取引終了後、従来30円を予定していた19年10月期の期末配当を10円増額して40円にすると発表したことが好感されている。米国子会社が8月、米ナスダック市場に上場したことを記念して、10円の記念配当を実施するとしている。

■ネットワンシステムズ <7518>  2,922円  +29 円 (+1.0%)  11:30現在

ネットワンシステムズ <7518> が続伸。17日大引け後、20年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の52億円→73億円に40.4%上方修正。増益率が3.1%増→44.8%増に拡大し、8期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。セキュリティ対策やクラウド基盤のシステム構築の受注が堅調に推移する中、下期に予定していた一部案件の売り上げを前倒しで計上したことが利益を押し上げた。なお、通期の経常利益は従来予想の150億円(前期は132億円)を据え置いた。

■プレミアムW <2588>  1,801円  +13 円 (+0.7%)  11:30現在

プレミアムウォーターホールディングス<2588>が反発している。17日の取引終了後に発表した9月度の月次概況で、新規契約件数が5万4790件となり、前年同月比2.3倍、前月比59.7%増と高い伸びとなったことが好感されている。なお、保有契約件数は93万3993件となり、前月比4.7%増と順調に積み上がっている。

■国際石油開発帝石 <1605>  955.7円  +5.6 円 (+0.6%)  11:30現在

国際石油開発帝石<1605>や石油資源開発<1662>が高い。17日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物が前日比0.57ドル高の1バレル53.93ドルに上昇したことが好感された。米エネルギー情報局が発表した石油在庫統計でガソリン在庫が減少した。また、トルコ軍がシリア北部での軍事作戦を一時停止することになったことも、中東情勢の懸念後退で原油市場にはプラス要因に働いた。

■石井食品 <2894>  260円  +58 円 (+28.7%) 一時ストップ高   11:30現在

石井食品<2894>が一時ストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は17日、プラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売するTBM(東京都中央区)と環境負荷低減に向けた基本合意を締結したと発表。これが株価を刺激しているようだ。今回の基本合意に基づき、石井食は「イシイのおせち料理2020」などにLIMEX製のトレーを採用。また、両社でLIMEX製パッケージ(軟包材)の共同開発を行い、石井食の主力製品である「おべんとクン ミートボール」や「チキンハンバーグ」などのパッケージをLIMEX製に切り替えることを目指すとしている。

■中村超硬 <6166>  398円  +80 円 (+25.2%) ストップ高買い気配   11:30現在

中村超硬<6166>がストップ高カイ気配。同社は17日取引終了後、科学技術振興機構(JST)の委託を受け取り組んできた開発課題「ゼオライトナノ粒子の製造技術の確立」がJSTから成功と認定されたことを発表。ゼオライトナノ粒子の早期事業化を目指す方針で、これを材料視する買いが集中している。同社の株価は6月26日に723円の戻り高値をつけてからは一貫して下げ続け、前日には317円の年初来安値をつけていたこともあって、値ごろ感も働いている。

■キャリアインデックス <6538>  449円  +64 円 (+16.6%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ

キャリアインデックス<6538>が3日ぶりに反発している。同社は17日取引終了後に、リブセンス<6054>から「DOOR 賃貸事業」を譲り受け、新たな事業を開始すると発表。これが材料視されているようだ。譲り受ける事業は、リブセンスが2010年から運営を始めた成功報酬型の賃貸情報サイトで、複数の不動産会社や不動産ポータルサイトから提供を受けた賃貸物件情報をユーザーとマッチングし、送客するサービス。事業譲受日は12月1日を予定し、譲受価額は17億5000万円だとしている。なお、リブセンスは同日、19年12月期第4四半期に事業譲渡益17億5000万円を特別利益として計上する見込みと発表しており、同社株も買われている。

■アイスタディ <2345>  699円  +37 円 (+5.6%) 一時ストップ高   11:30現在

アイスタディ<2345>が一時ストップ高。同社は17日、レオンテクノロジー(東京都豊島区)とセキュリティー領域のオンライン学習コースを共同で開発すると発表。これが材料視されているようだ。レオンテクノロジーは、サイバーセキュリティーに不可欠なソリューションをワンストップで統合的に提供している企業。アイスタディは、セキュリティー人材不足の課題に対するソリューションをレオンテクノロジーと共同開発し、20年初頭までに3コースの提供を開始する予定だとしている。

■アクロディア <3823>  306円  +14 円 (+4.8%)  11:30現在

アクロディア<3823>が大幅続伸している。この日の寄り前に、センサー内蔵サッカーボールを開発し、10月15日から18日に幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される「CEATEC 2019」のKDDI<9433>ブースに展示すると発表しており、これが好材料視されている。センサー内蔵サッカーボールは、3次元モーションセンサーを搭載したサッカーボール型IoTデバイスで、スマートフォンとペアリングを行うことで、センサーから送られてくるデータをもとに「球速」「回転数」「回転軸の角度」などを専用アプリで解析する。また、専用アプリでは動画を同時に撮影し、解析データと映像データの2つを同期させた状態で保存することができ、フォームの改善点などをアドバイスすることが可能となる。

■Mipox <5381>  390円  +17 円 (+4.6%)  11:30現在

Mipox<5381>が大幅高、400円台乗せをうかがう動きとなっている。同社は半導体ウエハーなど微細表面加工の液体研磨剤を手掛けている。次世代パワー半導体が、データセンターや電気自動車(EV)、5G基地局向けで需要拡大が見込まれるなか、受託研磨で高い技術力を持つ同社の収益機会が高まっている。足もとの業績は低調ながら底入れの兆しをみせており、株価は来期の業績回復に期待した買いが継続している。

●ストップ高銘柄

ホーブ <1382>  1,626円  +300 円 (+22.6%) ストップ高   11:30現在

システム・ロケーション <2480>  1,788円  +300 円 (+20.2%) ストップ高   11:30現在

霞ヶ関キャピタル <3498>  6,370円  +1,000 円 (+18.6%) ストップ高   11:30現在

エッチ・ケー・エス <7219>  4,200円  0 円 (0.0%) ストップ高   11:30現在

など、5銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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