日経平均は3日続伸、決算見極めムードも後場強含み/相場概況

市況
2019年10月23日 16時20分

日経平均は3日続伸。祝日明けの日経平均は、米中貿易協議の進展や企業業績の改善への期待を背景に70円高でスタートした。一方で米半導体大手の市場予想を下回る業績見通しを受けて関連銘柄に売りが広がり、日経平均は朝方に一時22457.89円(前営業日比91.01円安)まで下落。その後は前営業日終値を挟んだもみ合いで推移し、これから発表が本格化する企業決算を見極めたいとの思惑から方向感に乏しい展開となった。ただ、引けにかけてはやや強含み、22648.81円(同99.91円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前営業日比76.48円高の22625.38円となった。終値としては3日連続で年初来高値を更新した。東証1部の売買高は11億8961万株、売買代金は2兆1526億円だった。業種別では、海運業、医薬品、非鉄金属が上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは精密機器、情報・通信業、石油・石炭製品の3業種のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の71%、対して値下がり銘柄は25%となった。

個別では、エーザイ<4523>が買い気配のままストップ高比例配分。3月に治験中止を公表したアルツハイマー病新薬について、一転して米国で承認申請すると発表した。売買代金上位では三菱UFJ<8306>、村田製<6981>、キーエンス<6861>などが堅調。トヨタ自<7203>は小高い。中小型株では業績上方修正のNSW<9739>などが急伸し、アレルギースクリーニング検査キットの認証取得を発表した日ケミファ<4539>はストップ高を付けた。一方、ソフトバンクG<9984>が売買代金トップで2%超の下落。米シェアオフィス大手の経営支援を巡り負担懸念が先行したようだ。半導体関連では東エレク<8035>やSUMCO<3436>、ルネサス<6723>の下げが目立った。その他売買代金上位では任天堂<7974>やソニー<6758>が軟調で、ファーストリテ<9983>は小安い。また、キャリアインデ<6538>などが東証1部下落率上位に顔を出した。

《HK》

提供:フィスコ

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