東京株式(前引け)=続伸、景気敏感株中心に上値指向続く

市況
2019年10月28日 11時44分

28日前引けの日経平均株価は前週末比61円78銭高の2万2861円59銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は5億502万株、売買代金概算は8800億6000万円。値上がり銘柄数は1125、対して値下がり銘柄数は922、変わらずは108銘柄だった。

きょう前場の東京市場は前週末の米国株市場でNYダウなど主要指数が総じて上昇したことを受け、リスクを取る動きが優勢となり日経平均は上値追い基調を続けた。日経平均は前週末まで5日続伸と押し目待ちに押し目なしの状況にあり、きょうも目先利益確定の売りを吸収し、空売り筋の買い戻しを絡めて水準を切り上げる動きが続いている。業種別では海運セクターや鉱業、非鉄、電機、鉄鋼など世界景気敏感株への買いが目立った。ただ、売買代金は盛り上がらず1兆円を下回った。

個別ではエーザイ<4523>が大商いで上値追い継続。東京エレクトロン<8035>、SUMCO<3436>なども上昇した。ファナック<6954>も高い。三櫻工業<6584>が集中人気で商いを膨らませ値上がり率トップ。日本電子材料<6855>、長大<9624>もストップ高に買われた。スルガ銀行<8358>も物色人気。半面、信越化学工業<4063>が軟調、SMC<6273>も値を下げた。オリエンタルランド<4661>、神戸物産<3038>なども売りに押された。栄研化学<4549>、東洋エンジニアリング<6330>が安く、プレステージ・インターナショナル<4290>は急落。enish<3667>の下げも目立つ。

出所:MINKABU PRESS

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