コニシ---2Qも増収増益、引き続きボンドの収益が業績に貢献

材料
2019年11月1日 14時24分

コニシ<4956>は10月31日、2020年3月期第2四半期(19年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比3.4%増の651.96億円、営業利益が同6.7%増の30.60億円、経常利益が同5.1%増の31.25億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同8.7%増の19.68億円となった。

ボンドの売上高は前年同期比4.3%増の250.74億円、営業利益は同9.8%増の20.89億円となった。一般家庭用関連は、100円均一ショップ、ホームセンターやコンビニエンスストアの主要な販売ルートでの売上が堅調で、手芸ルート向けの新製品「ボンド裁ほう上手スティック」の販売が好調に推移した。住宅関連は、新設住宅着工戸数が弱含みであるものの、内装工事用接着剤およびタイル施工用接着剤と補修用シーリング材および建築資材の製造に用いられる接着剤がそれぞれ好調に推移し、売上が増加した。産業資材関連は、自動車・電子部品等に使用される弾性接着剤の売上が伸びた。

土木建設の売上高は同9.6%増の132.23億円、営業利益は同2.5%減の6.08億円となった。建築分野では外壁はく落防止工法に使用する材料、建築用シーリング材が、土木分野では連続繊維シート補強工法がそれぞれ好調に推移し、売上が増加した。土木建設工事業は、公共事業を中心としたインフラおよびストック市場の補修・改修・補強工事が堅調に推移しておりボンドエンジニアリングの売上が拡大した。一方、近畿鉄筋コンクリートの売上および営業利益が伸び悩んだ。

化成品の売上高は同0.4%減の267.59億円、営業利益は同13.5%減の2.63億円となった。化学工業業界は樹脂原料の販売が低調となり、電子電機業界では半導体関連商材およびスマートフォン関連商材が伸び悩んだことで、それぞれ売上が減少した。自動車業界は、電子部品に使用の商材が好調に推移し、売上は大きく増加。塗料業界は、自動車補修用塗料向け商材が低調だった一方で、建築用塗料向け商材が好調に推移し、売上は横ばいだった。丸安産業は、半導体製造に使用される商材およびコンデンサに使用される商材が低調で、売上も大きく減少した。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比5.1%増の1,410.00億円、営業利益が同13.8%増の80.00億円、経常利益が同12.8%増の81.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同13.5%増の50.00億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.