今日の為替市場ポイント:株高を意識して円売り先行も

通貨
2019年11月5日 8時35分

4日のドル・円相場は、東京市場では108円19銭から108円32銭で推移。欧米市場でドルは108円29銭から108円65銭まで上昇し、108円58銭で取引を終えた。

本日5日のドル・円は108円半ばから後半の水準で底堅く推移することになりそうだ。米中貿易交渉に関する行方が楽観視されており、株高を背景にリスク選好的な円売りが先行しやすい。

米中貿易交渉は前週末に電話で協議し、農業や金融などの分野で大筋合意した。知的財産権の保護をめぐる問題が積み残されるものの、両国は11月中に首脳会談を開き部分合意の署名を行う方向。首脳会談は当初、チリで開催が予定されていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせて調整されたが、同会議の中止で一度流れた。ただ、トランプ米大統領は署名に前向きで、首脳会談は米国内で行われるとツイッターで伝えている。

3連休明けの本日5日の東京市場は株高を手がかりに円売りが先行し、主要通貨の対円レートを押し上げる展開となりそうだ。午前中発表の中国財新サービス業PMIは前回から小幅に鈍化するものの、50を超える水準で底堅い内容となれば円安基調は継続と予想される。

《CS》

提供:フィスコ

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