きちりホールディングス---1Q売上高25.08億円、飲食事業は高付加価値料理の開発や、新たな業態の構築に尽力
きちりホールディングス<3082>は5日、2020年6月期第1四半期(19年7月-9月)連結決算を発表した。売上高が25.08億円、営業利益が0.74億円、経常利益が0.73億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が0.34億円となった。なお、2019年6月期第3四半期より四半期連結財務諸表を作成しているため、対前年同四半期増減率については言及していない。
飲食事業については、2019年7月に、京都の嵐山に、ウバ茶・抹茶・ほうじ茶を使用した本物志向のミルクティー専門店「CHAVATY Kyoto arashiyama」を、東京の表参道に、石窯焼きにこだわったハンバーグ専門店「いしがまやハンバーグ」初のグローバル旗艦店「いしがまやGOKU BURGER」を、また、2019年8月には、東京の町田に、「KICHIRI misceo」を出店した。misceoには「色々な要素を調和させる」という意味があり、日常と非日常、安心感と高揚感など相反するものを共存させ、心地の良い特別な空間を作った。このように、多様化する消費者のニーズに対応するため、付加価値の高い料理の開発や、新たな業態の構築にも尽力している。
プラットフォームシェアリング事業については、外食事企業向けの更なるプラットフォーム強化を進めると共に、異業種のブランドホルダーに対する出店支援コンサルティング業務の提供も増加し、今後もあらゆる可能性を模索しながら、事業の拡大に努めるとしている。
フランチャイズ事業については、西日本最大級の総合スーパーであるイズミ<8273>が展開するショッピングセンター「ゆめタウン」への出店を行い、今後も同社施設内への継続的な新規出店を進め、新規のクライアント開発も積極的に行うとしている。
2020年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比6.4%増の105.50億円、営業利益は同10.8%増の4.50億円、経常利益は同19.5%増の4.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同39.5%増の2.25億円とする期初計画を据え置いている。
《MH》
提供:フィスコ