前日に「売られた株!」総ザライ ―本日への影響は?―

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2019年11月7日 5時20分

■日本ライフL <7575>  1,511円 (-214円、-12.4%)

東証1部の下落率2位。日本ライフライン <7575> が続急落。5日大引け後に決算を発表。「今期経常を一転微減益に下方修正」が嫌気された。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比4.9%減の48.4億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の111億円→107億円(前期は108億円)に3.4%下方修正し、一転して0.2%減益見通しとなった。

■あすか製薬 <4514>  1,155円 (-126円、-9.8%)

東証1部の下落率3位。あすか製薬 <4514> が急反落。5日大引け後に決算を発表。「上期経常は19%減益で着地」が嫌気された。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比19.4%減の8.6億円に減り、通期計画の21億円に対する進捗率は41.4%にとどまり、5年平均の61.1%も下回った。

■ハウスドゥ <3457>  1,650円 (-153円、-8.5%)

東証1部の下落率5位。ハウスドゥ <3457> が急反落。同社は5日取引終了後に、20年6月期第1四半期(7-9月)の連結決算を発表。営業利益は3700万円(前年同期比92.0%減)となり、上半期計画4億6700万円に対する進捗率は7.9%にとどまった。売上高は60億6100万円(同0.3%減)とほぼ想定通りとなったが、注力事業への人材及び広告宣伝投資のほか、小山建設グループを子会社化したことに伴う費用などにより、販管費が増加したことが利益面に影響した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■ユニプレス <5949>  1,681円 (-142円、-7.8%)

東証1部の下落率6位。ユニプレス <5949> が急反落。5日大引け後に決算を発表。「今期経常を38%下方修正」が嫌気された。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比62.5%減の37.6億円に大きく落ち込み、従来予想の64億円を下回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の160億円→100億円(前期は209億円)に37.5%下方修正し、減益率が23.8%減→52.4%減に拡大する見通しとなった。

■TOA <6809>  1,164円 (-96円、-7.6%)

東証1部の下落率8位。TOA <6809> が急反落。5日大引け後に決算を発表。「上期経常は一転6%減益で下振れ着地」が嫌気された。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比6.2%減の12.7億円に減り、従来の2.8%増益予想から一転して減益で着地。

■ゴルドウイン <8111>  7,870円 (-510円、-6.1%)

ゴールドウイン <8111> が急反落。6日午前10時ごろ、20年3月期の連結業績予想について、売上高を920億円から970億円(前期比14.2%増)へ、営業利益を125億円から150億円(同26.5%増)へ、純利益を97億円から111億円(同20.1%増)へ上方修正したものの、材料出尽くし感から売られた。上期において、「ザ・ノース・フェイス」ブランドが直営店だけではなく、eコマース卸売など幅広い販売チャネルで好調を持続しているほか、「カンタベリー」ブランドもラグビーワールドカップ2019日本大会での日本代表レプリカジャージが好調に推移したことが要因。また、10月以降の秋冬商品の販売が計画通りに進んでいることも寄与する見通し。なお、第2四半期累計(4-9月)決算は、売上高411億6800万円(前年同期比23.2%増)、営業利益55億3700万円(同77.0%増)、純利益35億9700万円(同2.3倍)だった。

■アサヒ <2502>  5,181円 (-334円、-6.1%)

アサヒグループホールディングス <2502> が急反落。株価は一時、5日に比べ7.2%安に売られた。同社は5日取引終了後、19年12月期の連結最終利益を1515億円から1420億円(前期比6.0%減)へ下方修正することを発表した。配当も従来予想から6円減の年100円(前期比1円増)とすることを明らかにした。為替の円高や夏場の天候不順などが響く。アナリストからは「配当予想の減額は想定外」との見方も出ており、業績悪化を嫌気する売りが膨らんだ。

■NTT <9432>  5,369円 (-199円、-3.6%)

NTT <9432> が大幅反落。5日取引終了後に発表した19年4-9月期の売上高が前年同期比1.7%増の5兆8895億5100万円と増収を確保したものの、営業利益が同8.2%減の9828億500万円だった。通信料金の値下げに伴う移動通信事業の採算悪化が響いた。これを嫌気する形で売りが先行した。併せて12月末時点の株主を対象に1株につき2株の株式分割を発表した。株式分割に伴い、年間配当を従来計画の190円から142.5円に引き下げ、実質配当は変わらず。更に、一定の条件を満たした株主に対してポイントサービス「dポイント」の贈呈を実施する方針も発表している。中長期で同社株を保有する株主の拡大を目指すとしているが、投資家の反応が薄かった。市場からは「もう一段の自社株買いを見送った」ことに対する失望感もあったもよう。

■ワークマン <7564>  7,850円 (-290円、-3.6%)

ワークマン <7564> [JQ]が3日ぶりに大幅反落。同社は作業服の専門チェーンを手掛けるが、低価格などを武器に業容拡大を図っており足もとの業績が絶好調だ。5日取引終了後に発表した20年3月期第2四半期(4-9月)営業利益が前年同期比55.1%増の86億4200万円だった。ただ、株価は好実態を織り込んで水準を切り上げてきたこともあり、目先利益確定売りが先行した。

※6日の下落率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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