NY株式:NYダウ182ドル高、米中協議に進展

市況
2019年11月8日 7時00分

米国株式相場は上昇。ダウ平均は182.24ドル高の27674.80、ナスダックは23.89ポイント高の8434.52で取引を終了した。米中両国が段階的な関税措置の撤廃で合意したことが伝わり、買いが先行。長期金利の上昇を受けて金融セクターを中心に買いが広がったものの、主要株価は高値圏で推移しており、利益確定の動きから上値は限られた。米中の関税撤廃に関する合意も決定事項ではないとの報道もあり、引けにかけて上げ幅を縮小したものの、S&P500及びダウは再び過去最高値を更新。セクター別では、エネルギーや銀行が上昇する一方で公益事業や不動産が下落した。

半導体のクアルコム(QCOM)は、業績見通しが予想を上振れ上昇。中国での売上比率の大きい建設機械のキャタピラー(CAT)や航空機メーカーのボーイング(BA)が堅調推移。中国の検索大手バイドゥ(BIDU)は、複数アナリストによる投資判断引き上げを受け大幅上昇。一方で、旅行予約サイトのエクスペディア(EXPE)は、決算内容が嫌気され30%近い急落。ストリーミング機器のロク(ROKU)は決算が予想を上回ったものの、前回8月の決算発表から40%近い上昇となっていたこともあり割高感から売られた。

マーケット終了後にエンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)が発表した7-9月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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