ナック---2Qは2ケタ増収、レンタル事業が堅調に推移

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2019年11月11日 15時23分

ナック<9788>は8日、2020年3月期第2四半期(19年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比10.2%増の416.90億円、営業損失が2.29億円(前年同期は12.04億円の損失)、経常損失が2.77億円(同12.20億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失が7.00億円(同9.99億円の損失)となった。

クリクラ事業の売上高は前年同期比5.1%減の65.70億円、営業利益は同34.1%減の3.02億円となった。直営部門では、一世帯あたりのボトル消費量増加による顧客単価上昇や解約率低下が寄与した。加盟店部門ではサーバー販売数が増加し、前年同期と同水準となった。

レンタル事業の売上高は前年同期比2.3%増の73.11億円、営業利益は同0.1%減の9.45億円となった。主力のダスキン事業では、家事代行サービスなどのトータルケアサービス部門の展開に注力した。害虫駆除事業では、需要が高まる夏場にかけて全国的な販売促進活動を強化し、新規顧客獲得に向けた営業活動を展開した。

建築コンサルティング事業の売上高は前年同期比6.5%増の25.84億円、営業利益は同27.8%増の2.52億円となった。ノウハウ販売部門では、販売促進活動を強化した。建築部資材販売部門及びエコ&エコでは、住宅用太陽光・蓄電池市場へ販売ターゲットをシフトした。

住宅事業の売上高は前年同期比21.6%増の204.94億円、営業損失は10.88億円(前年同期は21.95億円の損失)となった。レオハウスでは、注文住宅に加え、企画型住宅の販売を開始した。ケイディアイでは、首都圏に特化した営業戦略を強化した。国木ハウスでは、一部物件の販売が後ろ倒しになった。suzukuriでは、異業種との提携を通じたターゲット層の拡大に取り組んだ。

美容・健康事業の売上高は前年同期比5.7%増の47.52億円、営業損失は0.94億円(前年同期は0.99億円の損失)となった。化粧品通販の自社ECサイトにて使用しているサーバーへの不正アクセスが発覚し、一時的に新規取扱や定期購入をストップした

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比12.4%増の1,002.00億円、営業利益が同8.0%増の22.00億円、経常利益が同3.3%増の21.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同25.3%増の10.00億円とする期初予想を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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