デジタルハーツホールディングス---2Q増収、主力のデバッグ・システムテストサービスが好調に推移

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2019年11月12日 15時35分

デジタルハーツホールディングス<3676>は11日、2020年3月期第2四半期(19年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比9.5%増の102.22億円、営業利益が同33.3%減の5.18億円、経常利益が同32.0%減の5.13億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同45.4%減の2.77億円となった。

エンターテインメント事業の売上高は前年同期比3.2%増の81.27億円となった。一方セグメント利益は、クリエイティブサービスの減収の影響を受け、同1.6%減の14.87億円となった。デバッグサービスについて、コンソールゲーム向けのサービスが年末商戦期に発売予定の人気タイトルを多数獲得するなど好調に推移した。また、アミューズメント機器業界は顧客企業における新台開発が徐々に活発化し、新台開発に係るデバッグニーズを確実に取り込み大幅な増収を達成した。その結果、デバッグサービスの売上高は同8.3%増の69.25億円と大幅増収を達成した。クリエイティブサービスについて、顧客企業におけるモバイルゲームの新規タイトル開発数が大幅に減少し同社グループの受託開発案件も減少した。その結果、売上高は同38.7%減の6.57億円となった。メディア及びその他のサービスについて、主に「4Gamer.net」において独自取材による付加価値の高い情報のスピーディな配信に努め、メディアとしての価値の向上を図った。また、カスタマーサポートサービスでは順調に案件を獲得し好調に推移した。その結果、メディア及びその他サービスの売上高は同33.5%増の5.44億円となった。

エンタープライズ事業の売上高は前年同期比43.5%増の20.94億円となった。一方利益は、当第2四半期に「第二創業期」として初の黒字化を実現した一方、当第1四半期に実施した専門人材をはじめとする積極的な投資の影響により、セグメント損失は1.81億円となった。システムテストサービスについて、新設した「統合コントロールセンター」において、テストエンジニアの稼働状況やプロジェクト進捗管理等を徹底し、効率的な業務運営に努めた。また、M&Aにより、米国のLOGIGEAR CORPORATION及びその子会社をグループ化し、テスト自動化が浸透していない日本市場開拓に向け、営業体制やグループを横断したサービス提供体制の構築等を進めた。その結果、売上高は同83.4%増の10.01億円と大幅な増収を達成した。ITサービス・セキュリティサービスについては、システムの受託開発サービスが好調に推移するとともに、セキュリティサービスにおいて協業先である米国Synack社と共同で提供しているペネトレーションテストサービスの新規案件獲得が進んだ。その結果、売上高は同19.7%増の10.93億円と好調に推移した。

2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比19.5%増の230.00億円、営業利益が同12.1%増の18.00億円、経常利益が同10.8%増の18.30億円、当期純利益が同20.7%減の12.50億円とする期初計画を据え置いている。

《SF》

提供:フィスコ

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